ドイツ語

schade

昨日は久々のドイツ語の授業でした。月曜日のクラスなので移動祝日(※)に重なることが多く、他の曜日のコースより授業数が少ないのです。(※ハッピーマンデーとも言いますね。でも、こういう訳の分からないカタカナ語はどうにかならないものでしょうか?)

約1ヶ月ぶりの授業で、しかも後半はビデオで聞き取りの練習をしたので、ヘトヘトになりましたが、授業中に先生がシュトーレンを振る舞ってくださいました。(クリスマスケーキですが日持ちがします。シュトーレンの画像はこちら

授業が終わる頃、先生が4分の1程残ったケーキを誰かいらない?と言ったのですが、誰も手を挙げなかったので、私は思わず日本語で「じゃ、もったいないんで...」と呟いて戴きました。

ここでタイトルの「schade」(シャーデ)なのですが、先生が「『もったいない』はドイツ語ではシャーデって言うんだよ。」と仰ったのです。この単語は、例えば、「買ったばかりの傘をなくしちゃった」-「あぁ、それは残念」のように「残念!」という意味では既に初級の頃に習っていて、ずっとそういう使い方しか知らなかったのですが、家に帰って辞書を調べたら、例えば時間を無駄にしたときに「あの(無駄になった)時間がもったいない!」と言ったり、「この服は庭仕事にはもったいない」と言うときの「もったいない」にぴったりな言葉だということが分かりました。辞書を引くときに、1つ目の説明だけみて分かったつもりでいたのではダメだということを思い知らされました次第です。

広辞苑で「もったない」を引くと、

  1. 神仏・貴人などに対して不都合である。不届きである。
  2. 過分のことで畏れ多い。かたじけない。ありがたい。
  3. そのものの値打ちが生かされず無駄になるのが惜しい。 

とありますが、ドイツ語のshadeは3つ目の意味を持つ言葉なんですね。私がブログのタイトルに付けた「もったいない」は、元々、2番目の「(私のようなものに)こんなことをしていただいて『もったいない』」という場合などの感謝と謙譲のニュアンスが好きで付けたものです。shadeにはここまでの意味は無いようですが、よい言葉だなぁと思いました。

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クリスマス・パーティ

昨日はドイツ語学校のクリスマス・パーティがありました。先生達もこの日はソーセージを焼いたり、ビールをサービスしたりと普段とは違った顔を見せていました。また、少しですが、クリスマスグッズを売るお店も出て、ドイツのクリスマスの雰囲気を久しぶりに、ほんのちょっぴりですが味わいました。私は、初めてのヨーロッパがドイツで、たまたま11月の終わりに行ったのですが、旅の後半、12月になってドイツのクリスマス市を見て大感激。翌年、再びクリスマス市を観にドイツに旅行したほどです。

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ドイツでは12月にはいると、あちこちの町でクリスマス市が立ちますが、中でも有名なのはニュルンベルクのクリスマス市です。市のHPで美しい壁紙を見つけたので、この画像で本場ドイツのクリスマス市の雰囲気を味わってくださいね。

  • 美しの泉(Der Schöne Brunnen)
  • 屋台の並ぶ広場(Blick über den Markt)
  • こちらはライブカメラのサイト(時差が8時間あるのでイルミネーションが綺麗な時間帯に見るのはむずかしいのですが...)

パーティの会場に到着してすぐにグリューヴァインをまず一杯。グリューヴァインとはシナモンやクローブなどのスパイスにオレンジを加えた赤ワインを鍋で温め、砂糖で甘く味付けをした飲み物で、クリスマス市を見て回って冷えた体を温めるのに欠かせません。ドイツでは陶製のカップに入れてくれます。料金にはデポジットが含まれていて、カップを返すと、その分のお金を返却してくれるシステムですが、初めてのドイツ旅行の時、フランクフルトのクリスマス市では一緒におもちゃのコインのようなものを渡されました。ドイツ語も分からなかったときなので、理解できなかったのですが、それは、自分の店で買ったグリューヴァインのカップだと分かるように、カップと一緒に返すものだったようです。2度目に行ったニュルンベルクのカップは今でも家で使っています。

グリューヴァインのあとは、ドイツビールを...って、飲んでばっかりですね。ビールはヴァイツェンビア(Weizenbier)という小麦を原料とした白っぽくてやや濁った感じのビールでした。

会場にはサンタクロースもいて(これももちろん先生。ご苦労様です。)、「いい子にしてたかい?」と聞かれたので、「もちろん!」と答えたら、プレゼントをくれました。

戴いたのはこれです。↓

Photo_18 ドイツの伝統的なクリスマスケーキでシュトーレンといいます。ナッツやラム酒につけたドライフルーツを練り込んだ、しっかりとしたフルーツケーキで、素朴な美味しさがあります。薄くスライスしていただきます。

美味しいけれど、作り方を知ると、2枚目、3枚目と手を出すのをためらってしまいます。というのは、焼き上がったケーキに溶かしたバターをかけて、さらにその上にたっぷりと粉砂糖を振りかけるんです。

ところで、サンタクロースがいたと書きましたが、もちろん、誰でも知っている赤い服を着て白いあごひげを生やしたあのサンタクロースです。でも、このサンタのイメージが世界中に広まったのは、コカ・コーラが宣伝にこのサンタのイメージを使ったからだそうです。

ドイツ語を勉強していると、言葉だけではなく、文化として、ドイツの風習を学ぶことも多いのですが、身近ではないので、何回聞いても忘れます。でも、クリスマスは、日本でも子供の頃から一番楽しい日の一つだったし、興味を持って聞きました。

キリスト教の様々な風習は、元々、土着の信仰に基づいた風習に上手く合わせて作られたものが多いのですが、ドイツでは元々12月6日に聖ニコラウスの日というのがあり、この日、ニコラウスはお菓子の入った袋を持って、家々を回ります。いい子にはお菓子をくれますが、悪い子は、なんと、ループレヒト(Knecht Ruprecht)という従者に鞭で叩かれるんだそうです。何となく、なまはげの風習と似ていますね。イラストなどで見ると、大抵人間の形をしていますが、オーストリアではルプレヒトではなく、クランプス(Krampus)といって、その姿は角が生えていてまるで魔物のようで、まさしく「なまはげ」です。

シュトーレンでよかったぁ...

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ドイツ語学習用DVD(2)

先日購入したドイツ語学習用DVDですが、結局返品することになりました。

ドイツ語の特殊文字(ä, ü, ö, ß)の内、一部の文字が文字化けをする(正しく表示されるものもある)という件は、「地域と言語のオプション」でUnicode対応でないプログラムの言語を「ドイツ語」に変更すれば表示されるという回答でしたが、この状態でアプリケーションを起動しても「応答なし」になってしまい、何故か同時にスパイウェア対策ソフトもハングアップしてしまいます。また、ドイツ語に替えると再起動が必要で、他のアプリの文字が化けてしまったりして非常に不便です。

こういったことをメーカー(といっても日本語版の販売元ですが)と電話でやりとりし、購入店での返品を了承してもらいました。メーカーの対応は真摯で好感は持てましたが、中級者向けのドイツ語学習ソフトは少ないので非常に残念です。

明日はドイツ語学校のクリスマスパーティがあるので、出かけるついでに返品してこようと思います。

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ドイツ語学習用DVD

冷蔵庫を買いに行った時にソフトの売り場でドイツ語の学習用ソフトを見つけて買ってきました。こういうおもちゃを手に入れたこともブログをサボっていた原因の一つです。

(;^_^A

『ドラマで覚える○○語』というシリーズで、その名の通り、短いドラマがドイツ語字幕付きで見られるのですが、ただのDVDと違って、単語を逆引きできたり(単語の一覧から、その言葉が使われているシーンにジャンプできる)、聞き取りのクイズ、自分の声を録音したりする機能もあります。

値段も4000円ほどと手頃だったので、どんなものか使ってみることにしました。英語なら以前からこういう教材はあったのですが、ドイツ語で、しかも中・上級用の教材って貴重なんです。買ってみて分かったのですが、イギリスの会社が作っている製品のようで、別のシリーズ(初級用)なら、なんと100カ国語以上の教材があるようです。Eek

早速使ってみたのですが、面白いけれど不備も発見。またまた覚え書きとして(あるいは、購入を検討している人の目に留まるかもという期待から)、書き留めておくことにします。

ただし、見つけた不備は販売会社に報告済みで、英国にも問い合わせてくれるそうで、来週返事を貰うことになっています。(電話に出た方は、きちんと対応してくれました。)

Frown_2 下は逆引きの単語集ですが、ウムラウト付きの文字が一部文字化けしています。ウムラウト付きの文字とは、上に「・・」が付く文字で、ドイツ語には ä、ö、ü の3つのウムラウトの付いた文字とベータ(β)のような形の ß という文字があるのですが、メールなどでもエンコードの問題で時々文字化けを起こします。ただ、表示されている文字もあるので、PC側の設定云々の話ではないと思います。このソフトはインストラクションを含めて基本的に全てドイツ語で、ヘルプのみが英語→日本語化されているだけなようなので、元々おかしいのだと思います。(なお、黒く表示されているところは、本来ムービーが表示されています。)

Eurotalk02

Frown_2もう一つ、台詞の一部に当てはまる単語を選ぶというクイズでは単語が書かれたボタンを選択するようになっているのですが、ここでも文字化けが見られました。また、名詞が全て小文字で始まっているのです。ドイツ語の名詞は全て大文字で始まるので、これは致命的です。

これらの不備が無ければ、値段を考えたら面白いソフトなんですけどねぇ。残念!

回答を貰ったら報告します。

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すっかりご無沙汰 (;^_^A

最近はまるで受験生のようにドイツ語の勉強をしていました。他にも何かと用事があったこともあって、メールも1日くらいダウンロードしなかったり、自分のブログも開けなかったので、返事が遅くなったり、せっかく書き込んでくださったコメントも読まず、本当に失礼しました。

m(_ _)m

庭仕事メモも、そのための画像も撮ったのにカメラからカードすら取り出してなかったくらいです。

そう言えば、Windows updateのトラブルを書いたことがどなたかのお役に立ったようで、思いもかけずコメントを頂戴し、嬉しく思っています。

ところで、とうとう冷蔵庫に寿命が来ました。この数ヶ月、動き出して空にでも飛ぶんじゃないかと思うようなうなり声を上げるようになっていたのです。1年ほど前にも故障したのですが、その時も、そろそろ寿命だと言われていたので、電気代もかかっていそうだし、新しい冷蔵庫を買うことにしました。

あまり興味がないので家電コーナーなんて見たこと無かったのですが、冷蔵庫って色々な種類があるんですねぇ。選んだのは380リットルくらいの容量で余計な機能(←私から見て)が付いていないものだったのですが、疑問に思ったのは、①400リットルくらいだといきなり7万くらい値段が上がる。②同じ容量でも値段に7万くらいの開きがある。ということです。それと、③外形が今の冷蔵庫と同じくらいの大きさのものを選んだのに、80リットルくらい容量が大きい。これが不思議です。80リットルと言ったら、当たり前ですが、2リットルのペットボトルが40本分ですよね?選ぶときに、中も当然開いて見たのですが、いくらなんでもそんなに大きいとはとうてい思えなかったのに。

来週届けて貰うのですが、③の疑問はその時に解けるのでしょうか?

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日本人の日本語知らず

ここ数年、「日本語」がブームですね。いつの間にか定着してしまった誤用を取り上げた本やテレビ番組も多く、それらを見ると、結構、間違えて覚えていた言葉も多いことに気づいて、一人で恥じ入ってしまします。

つい最近も、「爆笑」って「大笑い」だと思っていたことが間違いだってのを知り、情けなくなりました。(本当は「大勢で笑うこと」なので、「一人で大爆笑しちゃった(×)」は完全な誤用)

誤用というのとは違いますが、やたらに官僚がカタカナ言葉を使うのも問題視されますね。外国語の新語を日本語で表す努力をせずにそのまま使い、知識がない人にはさっぱり分からない文章が氾濫していることへの批判です。

ドイツの有名な雑誌「シュピーゲル」に3年ほど前から連載されているコラム(←リンク先は独語)があるのですが、これが、ドイツ語の、主に英語に影響を受けたための誤用や地域差による言葉の揺れを取り上げていて話題になっています。というのは、ドイツ語には一応「標準語」なるものがあるのですが、地域差(方言)があるため、方言に標準語が影響されて、それがいつの間にか広がってしまったり、アメリカの映画や文化にドイツ語が影響されたりしている例をこのコラムが取り上げたので、議論好きのドイツ人に火が付いたという感じを受けます。

日本だと、例えば新聞は、大阪で発行されようが、東京で発行されようが、同じ「日本語」で書かれていますが、ドイツの場合は(おおざっぱな言い方だと)方言で書かれています。また、ドイツでは、約10年前に「新正書法」というのが制定され、綴りを統一したのですが、日本では信じられないことに、大手の新聞が新正書法の使用を拒否しました。ドイツ語の場合は、このように、これが正しいドイツ語と言い切れない部分があります。

ドイツ語における英語(特にアメリカ英語)の影響は、元々似ているだけに、それとは分からない形でドイツ語化されているので深刻な問題のようです。

コラムの中に、アメリカ文化に影響された例の一つとして、ディズニー映画の「バンビ」による影響というのが取り上げられていました。(これは、動物をあまり詳しく分類して名付けない日本人にはちょっと分かりづらいのですが...)

バンビは元々オーストリア人(あ、オーストリー人かな?)の作家が書いた本が原作で、日本人には単に「鹿」ですが、本来、ノロジカ(独:Reh)という種類の鹿で、これはアメリカにはいないので、映画化の際、北アメリカの鹿(一般にはdeerですが、多分、シラオジカ)の姿になり、この映画を見たドイツの子供達は、バンビのお父さんを見て、アカジカ(独:Hirsch)だと思うため、(ノロジカとアカジカは本来別の鹿なのに)、雌がノロジカで、雄がアカジカだと間違えて覚えたまま成長してしまうそうです。ドイツ語には、雄と雌にそれぞれ名前がある動物が幾つかあるからです。(リンク先の画像を見ても、私には「全部鹿じゃん!」なのですが...)

英語やドイツ語を勉強していて、例えば、「牛」とか「ウサギ」を和英(独)辞典で引くと、細かく分類されていて頭がクラクラすることがあります。雄と雌を区別した言葉があることも多くて、雄猫(英:tomcat/独:Kater)と雌猫(tabby/Katze)とか言ったりします。(ただ、日本語でも、方言として扱われますが、東北の方では「牛」を細かく分類した言葉があるようですね。)一方、蝶と蛾はドイツ語では一般の会話では区別しないようです。こういった違いは、つまるところ、「興味があるか」とか「身近に存在するか」の違いから来るのでしょう。日本語における天気を表す言葉の多さを欧米人が知ったら、驚くでしょうね。

(この「ドイツ語の揺れ」については個人的な趣味で、また書くかも知れません。)

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ドイツ語のお勉強

最近知ったサイトにWordReference Forumというのがあります。言葉(外国語、自国語)について質問したり、議論するフォーラムで、とても真摯な回答がもらえるので、他人の質問とその回答を読むだけでも参考になり、時々読んでいましたが、今日はとうとうドイツ語のフォーラムに初質問。当たり前ですが、ネイティブから回答を貰うためにはドイツ語か英語あたりで書かなくてはならないので、質問を書くのも大変でした。(このサイトには、日本語のフォーラムもあって、読んでみるとなかなか興味深いです。)

で、私がした質問はというと、ミヒャエル・エンデのモモの中に出てくる文。ニュアンスがよく分からない文があったので質問しました。(文法としては接続法第2式です)

でも、モモって、子供が読む本ですよね~。(´Д`)ハァ

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夢のようだ~!ドイツ語環境ができた!

新しく購入したXPマシンにはOffice2003が標準でインストールされています。ここで困ったのが、以前のマシンで使用していた多言語ツール“Office Proofing Tools”(使うのはドイツ語だけですが)が、「for Microsoft Office XP」というものなので、Office2003では使えなかったのです。(インストールしようとすると警告とともに処理が終了してしまいました。)

しかし、あきらめきれず、色々検索していたら、公式サイトのQ&Aに、下のような説明が。

注 Microsoft Office XP と Proofing Tools for Office XP をインストールしていて、Office 2003 Editions にアップグレードする場合には引き続き Office XP の Proofing Tools が使用できます。ただし、Office 2003 Editions をインストールした後に Proofing Tools for Office XP をインストールした場合、Office 2003 Editions で Proofing Tools は機能しません。

これを読んで、試しにWord XPだけをインストールしてみたら、Proofing Tools for Office XPがインストールできました。もちろんWord2003と一緒に使えます。

おまけに、今まで翻訳は「独←→英」しか使えなかったのに、「独←→日」が使えるではありませんか!ただ、これはProofing Toolsの機能ではなく、翻訳サイト“Wordlingo”にリンクしているらしいのですが...(下の画像は見にくくて恐縮ですが、「Buch」入力して「本」と翻訳された結果です。)

何でもいいけど、夢のようです!

Word2003

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えっ、本当?

先ほどテレビ番組で、さまざまな外来語の語源が紹介されていました。それによると、「びっくり」の語源はドイツ語で、第一次世界大戦に破れて捕虜になったドイツ軍兵士(民間人も含まれていました)が、日本の捕虜収容所で、ウィルヘルム皇帝退位の報を聞いて発した「えっ、本当か?(ヴィルクリッヒ?/Wirklich?)」が転じたものだと言うのです。(参考:5月11日のブログ「バルトの楽園」)

これには、私も思わず、「えっ、本当?」と発してしまいました。

日本語にはカタカナ語(外来語)が多く使われますが、ドイツ語にも結構多いように思われます。ただ、外来語だらけと言ってよい英語に比べ、古くからのドイツ語に混じって外来語が使われるため、外来語が目立つのでしょう。

私は、あまり語学は得意ではないのですが、ドイツ語を勉強し始めた理由の一つは、(英語やフランス語に比べて)発音の簡単さと、語彙数の少なさからです。語彙数の少なさというのは、ちょっと語弊があるかも知れませんが、ドイツ語は日本の熟語のように、基本的な(簡単な)言葉を熟語のようにくっつけて、別の言葉を作ってしまう造語性があります。英語でparachute、parasol、umbrellaという言葉は、日本語とほぼ同じ、落下+傘(Fallschirm)、太陽+傘(Sonnenschirm)、雨+傘(Regenschirm)です。ちなみに英語の単語はparachuteとparasolがフランス語からの借用、umbrellaはイタリア語が語源です。

もう一つ、これは本に載っていた例ですが、日本語で「水頭症」という病名を目にすると、詳しくは分かりませんが、何となく頭(脳)に水が溜まるのかな?と想像がつきますが、ドイツ語でも「みずあたま」(Wasserkopf)という表現をします。これが英語となると、hydrocephalusと、多分、教養がある人でないと、意味は想像できないのではないでしょうか。

今、手元に正確な数字がないのですが、以前、本で、「1000語単語を覚えると、その言語の日常会話を何パーセント理解できるか」という比較で、ドイツ語はかなり理解できるという数字を見たことがあります。今、手元にあるのは、フランス語は83.5%、日本語は、なんと、というか、やっぱりというか、60%だそうです。多分、ドイツ語はフランス語並みかそれ以上だと思います。もっとも、日本人にとっては、語順とか、そもそもの発想の違いから、ドイツ語が簡単な外国語だとは、ちょっと囓った今ではとても言えませんが...。

最後に一つ、日本人にとって簡単で最も利用価値の高いドイツ語の表現を。

ドイツ語で、「あっ、そう」と相づちを打つとき、「あっ、そう」と言います。正確には、Ah, so !(アッ、ゾー)ですが、日本式の「あっ、そう」で十分です。ドイツ語圏に旅行したら、是非使ってみて下さい。

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ドイツの園芸雑誌から

以前、『ドイツ版「植えてはいけない」』でご紹介したドイツの園芸雑誌、今でも寝る前などに読んで楽しんでいます。

この雑誌の「今月の作業」というページに載っていたのですが、南ドイツでは8月15日から9月12日の間に7種のハーブを収穫して花束にし、教会に奉納する習慣があるそうです。ハーブは、アルニカ(Arnika)、セント・ジョーンズ・ワート〔西洋オトギリソウ〕(Johanniskraut)、ヴァレリアン〔西洋カノコソウ〕(Baldrian)等で、必ず7種類でなければならず、この花束は、そのまま冬まで乾燥させたあと、ティーとして飲むのだそうです。

雑誌で紹介されるくらいなので、それ程一般的な習慣ではないのでしょうが、宗教的な行事とハーブが結びついているのは、ヨーロッパらしいと思いました。名前の挙がっていたハーブは、それほど日本では一般的に栽培されないものもあるので、少し調べてみたら、どれも古くから薬として利用されてきたものらしく、ヴァレリアンは、イギリスでは魔女が魔ものを狩るときに用いると言われているそうで、キリスト教の普及以前からの風習かも知れません。

私はドイツ語圏の国を回数も忘れたくらい訪れていて、植物はよく見かけるのですが、一般家庭の庭がどうなっているのかは、知人の何件かの庭しか見たことがないので、よく分かりません。それ程オープンではない国民性か、どちらかというと家の裏側や中庭に手をかけるような気がします。ウィーンの中心部でも、時々、通りに面した扉の間から素敵な中庭が垣間見えることがありますが、プライベートな空間のようです。

Mosbach_web 庭を見る機会が少なくても、この国の人達が花を飾ったり育てたりすることが好きな証拠は、至る所で目にすることができます。

これは、ドイツのある地方都市の広場と市庁舎(市役所)の建物ですが、ドイツの市庁舎は大概古く美しい建物で、多くの都市では観光名所になっています。(大都市では、効率の面から新しい建物を建造しても、旧市庁舎というのが残されています。)そして、市庁舎と言えども、窓辺は花で飾られ、冬には小型のコニファーや装飾品でクリスマス気分を盛り上げてくれます。 

  

Mosbach02_web これは一般の家ではなく、博物館となっている建物ですが、この町の旧市街にある民家はどれもこんな雰囲気です。

 

 

 

ドイツ人の園芸好きは、電車や車に乗っていても気づきます。「小さな庭」(Kleingarten)と呼ばれる4坪ほどに区切られた貸し農園(農園とは限りませんが)は、どれも納屋付きで、事情を知るまでは、ドイツにも「ウサギ小屋」のような家があるんだ、と思ったくらいですから、とても立派です。庭がないお宅は、こうした「庭」を借りて、園芸を楽しんでいるようです。

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ところで、前述の雑誌のHPを見ていたら、最新号の目次〔fg906_inhalt.pdf (525.6K)〕をダウンロードすることができました。もちろんドイツ語ですが、お好きな方は、写真を見ても楽しいのではと思い、添付してみました。

幾つか画像を解説すると、

  • 36(ページ):庭の中に部屋のような空間を作るアイディア
  • 24:カントリーガーデン風のデコレーション
  • 52:シェードガーデン(日陰向きの植物をパッケージにした商品の広告も出ているようです。〔Pflanzenpakete zum Bestellen〕)
  • 78:お奨めのグラス(イネ科の植物)

などです。

このHPには、面白い機能もありました。といっても、ドイツ語の雑誌や新聞のサイトではよく見る機能なのですが、バックナンバーの特集記事を0.5ユーロ位の値段で個別に買うことができるのです。私はこれを見るたびに、何で日本のメディアのサイトはこういうサービスをしないのだろうか、と思います。そもそも、日本の新聞や放送局のサイトは、アーカイブス(記録保管庫)としてのサービスをする気がほとんどないのが不満です。例えば、ドイツの国営放送のサイトは、多分、過去に放送したドキュメンタリーを元にしているのでしょうが、かなり読み応えのある記事をふんだんな画像と共に読むことができ、昨年は特に、第二次世界大戦に関わる記事が豊富で、日本軍の戦域の拡大の様子を、ご丁寧にもJavaを使った画面で、詳しく知ることができたくらいです。

と、ドイツの園芸事情を書くつもりが、日本のメディア批判のようになってしまいました。この辺でやめておくことにします。

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