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アカンサス・モリス

01_19 カテゴリに「庭仕事」と付けましたが、もちろん、アカンサスなんて、私の狭い庭にはありません。私には珍しかったのでUPしてみました。

これは鎌倉の銭洗い弁天で見つけたものです。何故かトイレの前に植えてあり、後ろに写っているのは、入り口から続く鳥居の柱です。

ヨーロッパを旅するようになって、西洋建築の歴史にも興味を持ったため、このアカンサスは是非実物を見たいと思っていました。

何故、西洋建築とアカンサスが関係あるのかというと、コリント式と呼ばれる柱頭飾りにこの植物の葉がモチーフとして使われるからです。

Photo_489 手持ちの画像でコリント式が分かるものがないかと探したら、左の画像を見つけました。意識して撮影したわけではないのでピンぼけですが、これを見たら、「ああ、これか。」と思い出す方も多いのではないかと思います。

この飾りのモチーフになったのは、画像のアカンサス・モリス(Acanthus mollis)ではなくて、アカンサス・スピノスス(Acanthus spinosus)と言われているそうですが、学名の「アカンサス」とは「刺(とげ)」という意味で、その理由は花のアップを見ると分かります。

02_13 苞(ホウ)に刺が生えています。

画像がないのですが、スピノススの方はもっとたくさん刺が生えていて、名前も「刺の多い」という意味だそうです。

画像を探すためにいつものようにドイツ語のWikipediaを検索したのですが、よい画像は見つかりませんでした。(いつもドイツ語で検索するのは、Wikiでは、ドイツ語の記事が最も充実しているという統計があるからです。)しかし、その代わりにドイツ語名が分かりました。Acanthus mollisはDornenloser Akanthus、Acanthus spinosusはDorniger Akanthusで、「刺なしアカンサス」、「刺ありアカンサス」でした。Dorn(ドルン/男性名詞/Pl. Dornen)とは「(バラなどの)刺」をのことです。また、アカンサスを総称してBärenklau(多分、「熊のかぎ爪」という意味)とも呼ぶことが分かりました。

日本には、比較的最近、明治末期に伝えられそうで、やはり文明開化の頃に西洋建築を通して知られるようになったとのことです。

それにしても見たのは大きな株で、大人が2人で手を広げて輪を作ったくらいに葉が大きく広がっていました。

追記:コリント様式の柱頭飾りはヴァリエーションがありますが、他のあっさりした様式に比べるとよく分かります。

Photo_490

ここに様々なアカンサスをモチーフにした建造物の画像があります。

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コメント

私もアカンサスモリス、実物を見たいと思っています。
いつかは山の端にでも植えてみたい気もしてます。雰囲気のある植物ですよね。
このコリント式うんぬんというのは良くアカンサスモリスの紹介に書かれていますが、その柱頭のもようというのも見たことがなくていまいち分かりません。

投稿: ふうみゃあ | 2007年6月 5日 (火) 20時56分

ふうみゃあさんの庭なら全く問題ないのではありませんか?
追加で画像のリンクを貼っておきました。

投稿: kiwi | 2007年6月 5日 (火) 22時09分

追加の画像でよくわかりました。(^^)
なんか、日本の昔の建築物とイメージがダブッてきました。(この方面の知識があまりにも無いもので・・・(^^;)
洋の東西を問わず、美的センスや精神的には共通したものがあるんでしょうね。

投稿: kouyou | 2007年6月 5日 (火) 22時37分

ギリシャ起源のこの模様は東洋にも伝わって来ているそうで、インドでは蓮と組み合わせた模様もあるそうです。
日本まで伝わってたら、法隆寺の柱(エンタシス)に刻まれてもおかしくないですね。

投稿: kiwi | 2007年6月 5日 (火) 23時23分

楽しく読ませていただきました(*^∇^*)
育てて3年。少しずつ大きくなり楽しませてくれています♪
これからはアカンサスを見る目が違ってきますね。古くから親しまれてきた植物だったなんて知りませんでした。面白い顔した花だとは思ってたんですがギリシャ建築のモチーフになってるとは(^^;; こういうのを知っていると旅も倍楽しくなりますよね。

投稿: ゆりりん | 2007年6月 6日 (水) 00時24分

さっすが広い庭をお持ちのゆりりんさん。
アカンサス・モリスは持ってるんですね。
でも、開花株になるには時間がかかるものですね。
リンクを貼った先の他のページに植物の画像集もありましたが、あれだけ植えたら壮観だろうなぁ。

投稿: kiwi | 2007年6月 6日 (水) 16時17分

ははぁ~育つのに時間がかかる植物なんですね。
モリスです。ほぼ地下茎だけのような状態でいただきましたが枯れなかったので強い子なんでしょう。1年で1本ずつ花茎が増え今年は3本になりました♪
そろそろスペース的にキツクなってきています(^_^;;
お気に入りなのでこの先どうしようかと考え中。
お気に入りの理由は、強風でも傷まず倒れない・草丈がある・冬も常緑と三拍子揃っていて処分は絶対にできません!!
しかも爆植姿に惚れてしまいました。壮観。

投稿: ゆりりん | 2007年6月 6日 (水) 17時27分

アレはちょっとの風では倒れなさそうですね。
アカンサスの林をぜひぜひ作って~。見たい!

投稿: kiwi | 2007年6月 6日 (水) 22時18分

今日気が付きました。
株元がこんもり増えて大きくなるタイプかと思っていたのに地下茎でも増えるみたいです…株元から30㎝ほど離れた場所から出葉していました。
林になりそうな予感がっ!!でも ゆっくりペース(笑)

投稿: ゆりりん | 2007年6月 8日 (金) 21時16分

昨日園芸店でアカンサスモリスの色違い(何色だったか忘れてしまいました〜)というのが通常種と一緒に売ってました。どちらも1000円以上して高価だったので手は出ませんでしたが。白花だったかな?咲いたところを見てみたいです!

投稿: ふうみゃあ | 2007年6月 8日 (金) 22時53分

話題違いですが(^^;、kiwiさんとこで「〜」を初めて見たよーな。
ウーム。私の中ではまだ未解決。(^^;

投稿: kouyou | 2007年6月 8日 (金) 23時17分

kyouyouさん、kiwiさんによると「〜」は私がマックだからだそうですが…。私としては普通に〜のキーを押してるだけだし、私のPCではどちらも同じように表示されるので分からないんですよ〜〜〜〜〜。横レス、失礼しました。

投稿: ふうみゃあ | 2007年6月 9日 (土) 08時46分

この2日間ほど、真面目に(?)ドイツ語の勉強なぞしていて、記事を書きっぱなしにしてました。
遅ればせながら、コメント、ありがとうございました。
 
アカンサス・モリス、いつかどこかの園芸店で(ジョークで)「庭の広い方向けです」と書いて売られてました。大株になるだけでなく、地下茎でも増える!
これを植えられるのはゆりりんさんとかふうみゃあさんのように広い庭をお持ちの方に限られますね。
 
ふうみゃあさん、おぎ○ら植物園で350円くらいで売られてましたよ。ブログの画像と同じもののようです。

投稿: kiwi | 2007年6月 9日 (土) 10時30分

>分からないんですよ〜〜〜〜〜。
お~、星飛馬の眉毛がたくさん並んでる~。
 
私も余りよく理解できてないのですが、「〜」(←ふうみゃあさんのコメントからコピペ)と「~」は別のコードのはずですよね。で、HTMLは表示用のフォントを宣言しているので、マック用のフォントではWinのニョロ文字にちゃんとギザのないフォントを用意してくれているのに対し、Winはそれをやってないんじゃないかと想像しているのですが。

投稿: kiwi | 2007年6月 9日 (土) 10時42分

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