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種蒔きあれこれ

8月も後半に入ると、既に秋蒔きの種が店頭に並んでいますね。私は宿根草を鉢植えで育てることが多く、あまり鉢を増やすスペースがないため、それ程種蒔きはしない方なのですが、理科の実験のような面白さから種蒔きは大好きです。

種蒔きの方法を紹介するサイトや本はたくさんあり、私も別に凝った播種方法をしているわけでもないのですが、覚え書きのようなつもりで、種蒔き方法を簡単にまとめてみました。

一般に春蒔きの種は、日本全国、「八重桜の咲く時期」と言われます。秋蒔きは、良い表現を知らないのですが、この辺り(関東暖地)だと、『暑さ寒さも彼岸まで』の、秋のお彼岸を過ぎた頃になります。ですから、秋蒔き種子は、まだ冷蔵庫の中で待機中ですが、採り播きが原則の山野草などは既に育苗中です。

Photo_130 左の画像は、深山苧環の苗で、別の鉢で発芽させたものを、「今週の庭仕事(8月20日)」でご紹介した本のやり方を真似して、本葉がようやく出たくらいで別の苗床に移植したものです。ここでは四角くて使いやすいので、盆栽用の角形の朱泥鉢を利用しています。

苧環は蒔いてすぐに発芽するのですが、種によっては、翌春発芽するものもあります。(一定期間、低温に当たらないと休眠から覚めないものや、植物によっては、さらに一定期間の気温の上昇も必要なものもあります)このように気長に待たなければならないものは、陶製の鉢に蒔きますが、通常は、苺などが入っていたプラスチック製の容器(底に千枚通し等で穴を開けます)や、そのまま植えられる紙製やピートモスなどで作られた苗床をよく利用します。水受けには食品が入っていたトレイを利用しています。

Hasyu01_1 私は、用土としては、赤玉小粒+バーミキュライト(+パーライト)を使うことが多いのですが、パーライトを入れると排水が良くなるとの同時に、移植の際に、パラパラと土離れが良くなるので、あまり根鉢を崩したくないものには不向きかも知れません。但し、紙製などの、そのまま植えられる苗床なら問題ありません。覆土には密着性の良いバーミキュライトを使います。

ただ、大事なのは肥料分が無い清潔な土を使用することで、市販の種蒔き用の土として売られているものでもいいと思います。そのような市販の土は、ブレンドによって排水性に個性があるので、そのクセを掴んでおくことが必要です。(市販の土はピートモス主体のものが多いようで、最初の吸水性が悪いのと、一旦乾かしてしまうと、再び吸水しにくくなります。)

種を蒔く前には用土を灌水して湿らせておきます。播種後の水管理ももちろん大切で、発芽まで絶対に乾燥させないよう、新聞紙や食品用のラップをふわっとかけておくと良いでしょう。これらの覆いは発芽後は外しますが、乾燥させて枯らしたり、逆に過湿で徒長しやすいので気を付けます。種蒔きの際に鹿沼土の小粒をパラパラと撒いて置くと色で乾燥の度合いが分かるので便利だということは、色々な本にも紹介されている方法です。

たいがいの種は、種袋に書いてある播種時期を守り、覆土の有無(種子には、嫌光性-発芽時に光を当てない-や、好光性-発芽には光が必要-)を確かめ、その他の注意事項(移植を嫌うなどと書かれているものは、根が弱いか、直根性のために根を傷めやすい)を守れば、それ程難しくはないと思います。

ただ、最近は、ネットを利用して、外国の種や、きちんとした説明のない種子を入手する機会も多くなっています。その場合、必ず、園芸書や、インターネットで播種や生育方法を調べてから蒔きましょう。検索の際は、『植物名+“育て方”』をキーワードにするといいと思います。日本で一般に市販されていないような、原産地が海外の種の場合、英語で検索するのも便利です。その際、私は、『植物名(英語名が分からなければ学名)+“germinate”(発芽/萌芽)』をキーワードにして調べます。英語でも、文学作品と違って凝った文体ではないので、辞書を引き引き読めば何とかなると思います。

こうして書いているだけで、早く種蒔きがしたくてウズウズしてきました。きっと、これを呼んでいらっしゃる、種蒔き好きの皆さんも同じではないでしょうか。

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コメント

私も種蒔き大好き!です。

いつも種まき用土をつかってますが,kiwiさんの指摘されたように、はじめの吸水が良くなくて不満でした。

これからは赤玉小粒にバーミキュライトでやってみようと思います。半分半分くらいで良いですか?

投稿: kaoru | 2006年8月22日 (火) 20時40分

1:1でいいと思いますヨ。
でも、もともとこだわりがあったわけではなく、基本的に赤玉7:腐葉土3でたいがいの植物を育てているので、手近にあった土で種を蒔いたのがきっかけなんですが。
ちなみに、先日ご紹介した本では、バーミキュライトとピートモス1:1の用土を使っていましたが、覆土した後、水をはじかないのかな?と思ってしまいました。でも、ピートモスの効果か、双葉だけの状態で苗を抜いても、しっかりと周りに土が付いていました。プラグトレイみたいなので育苗する人は、こういう土のほうがいいのかも知れませんね。

投稿: kiwi | 2006年8月22日 (火) 23時37分

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