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2006年6月

鎌倉散策(No.5)

Kobana3

江ノ電に乗って和田塚へ

和田塚周辺地図

Photo_63 鎌倉駅西口には江ノ島電鉄(江ノ電)の切符売り場があります。私は隣の和田塚までしか行きませんでしたが、江ノ電沿線には、長谷の大仏や長谷寺など、見所も多いので、何度も乗り降りするのでしたら、「のりおり君」という乗り降り自由な切符を買ってもよいかと思います。時間が許せば、海を眺めながら最終的に藤沢駅に出るのがお奨めです。

私がケーキを我慢したわけは、和田塚の線路に面して(!?)建つ甘味処「無心庵」で名物の豆かんをいただくためです。

Photo_61 「線路に面して」というのは実際にお店に行けば分かります。

無人駅の和田塚で下車し、電車が去ったら、進行方向に向かって一番先の階段からそのまま線路に出ます。そして線路を斜めに渡ったところが店の入り口なのです。初めて江ノ電に乗った方は驚くのですが、沿線には線路に向かって玄関があるお宅も少なくありません。

 

Photo_64

 (無心庵の豆かん)

 

 

私は無心庵を出た後、鎌倉駅に徒歩で戻りました。途中に通る御成通りは小町通りと異なり、実際に鎌倉に住んでいる方が利用する商店街ですが、インポートもののガーデニンググッズのショップとか中国アンティークのショップなど、さすが鎌倉と思わせるお店が並んでいて、観光客も楽しめます。西口側は、ちょっとセレブな雰囲気かも。

尤も、初めて鎌倉を訪れる方は長谷の大仏は必見でしょう。ですから私のお薦めは江ノ電で長谷まで行き、長谷寺や大仏(高徳院)を拝観した後、もし時間があれば、由比ヶ浜通りを鎌倉方面に戻りながら歩くというのもいいかも知れません。

由比ヶ浜通りから少し足を伸ばして訪れる鎌倉文学館も私のお気に入りの場所です。旧前田侯爵家の鎌倉別邸を利用したこの博物館は、本館の建物も一見の価値があります。

Kobana3おまけ

今回ご紹介したコースは丹念に見て歩くと1日は優にかかりますが、まだまだ、鎌倉には魅力的なお寺や神社があります。

例えば、金沢街道沿いにある、鎌倉最古の杉本寺(734年創建)や竹の寺と呼ばれる報国寺(十月桜が見事)、少し離れて、花の寺と呼ばれる瑞泉寺(ずいせんじ)は特に2月の梅と水仙が見事です。これらの寺は江ノ電のバスの利用が便利で、また北鎌倉~鎌倉間や由比ヶ浜大通りも江ノ電のバスが走っていますから、もし2日かけることができるのなら、1日は徒歩でのんびりと北鎌倉周辺の自然を楽しみ、2日目は江ノ電の1日乗車券(電車とバス両方乗ることのできるチケットもあるようです)を利用して1日目に見落とした寺社や江ノ電沿線の湘南の風景を楽しまれたらよいのではないかと思います。

~おわり~

Kobana3おまけの画像

Photo_77 
明月院(紫陽花)

Photo_78
海蔵寺(萩)

Photo_79
海蔵寺(萼紫陽花)

Photo_80
海蔵寺(螢袋)

Photo_81
海蔵寺(松葉菊)

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鎌倉散策(No.4)

Kobana3鎌倉駅周辺

鎌倉駅周辺地図

建長寺を出て鎌倉駅方面に向かう道は巨福呂(こぶくろ)坂と呼ばれ、周囲には瀟洒なカフェや美術館が建ち並びますが、お茶は、この後でお教えする場所まで我慢しましょう。

なお、見過ごす人も多いのですが、建長寺を出てすぐ右手にある円応寺(えんのうじ)は小さなお寺ですが、鄙びた鐘楼も趣があり、夏でもひんやりとした薄暗い本堂に一歩入ると、そこに安置されているのは閻魔大王を中心とする地獄の裁きの様子を表した像。建長寺の明るく広々とした雰囲気とは一変して印象の深いお寺です。

さらに進むと鶴ヶ岡八幡宮の裏手に出ます。初めて訪れる方は是非訪れていただきたいのですが、私は寄らずに先に進みました。

鶴ヶ岡八幡宮が途切れるところの十字路を直進すると、小町通りに入るのですが、正直に言って、この通りは、もはやどこにでもある観光地のショッピングストリートになってしまいました。良い雰囲気のお店も残るので残念です。鶴ヶ岡八幡宮を参拝した後に真っ直ぐに鎌倉駅に向かうのなら、八幡宮前の若宮大路のそのまた中にある段葛(だんかずら)の桜並木を歩くことをお奨めします。私のお薦めコースは先の十字路を右に折れ、寿福寺方面に向かう窟小路(いわやおうじ)を抜けて行きます。

Photo_56 窟小路は数十メートルも続く旧川喜多邸の黒塀が雰囲気があり、また、数年前には近くに日本画の鏑木清方(かぶらぎ・きよかた)記念美術館もオープンしています。

線路を渡ると今小路(いまこうじ)という道に出ます。ここを左折してしばらく歩くと数年前にオープンしたRomi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)というジャムのお店や、さらに進むと鎌倉はちみつ園など、新旧の鎌倉の味が楽しめます。

1_3  

Romi-Unie Confiture 

 

 

 

Photo_58

  • 鎌倉はちみつ園
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鎌倉はちみつ園の先の十字路を線路の方に左折するとあるのが正宗工芸。鎌倉時代からなんと24代続く刀鍛冶です。現在は、フェンスや包丁など、生活に身近な製品を作っているようですが。

Photo_59 店頭に飾られた牛刀は見るからに切れ味が良さそうです。こんな包丁で料理をしたら気持ちいいだろうなぁと思います。まさしく一生ものですね。

 

 

 

 

Photo_60 正宗工芸の前を通りすぎ、線路に沿った道を右折すると、私のお薦めのケーキショップ、レ・ザンジュがあります。ショップの奥のカフェでは、どこかのお宅に招かれたような雰囲気でケーキとお茶をいただくことができます。

いつもなら、ここで一休みするのですが、今回は他に目的があるので、後ろ髪を引かれながらも鎌倉駅西口に向かいました。

  

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鎌倉散策(No.3)

Kobana3建長寺

山ノ内・扇ガ谷地図

再び山ノ内に戻り、県道を建長寺に向かいました。

ここまで、一切食事のことが触れられていませんが、北鎌倉から建長寺へと向かう道沿いには多くの食事処があります。有名なものは精進料理の鉢の木やシチューの去来庵、他にもリーズナブルな店がたくさんありますが、私のお気に入りのコースですと、昼食時に源氏山方面に向かってしまうので、いつもおにぎりなどを持参して、よく銭洗い弁天の休憩所でお昼にします。今回は建長寺の休憩所でお昼にしました。

Photo_49  

先に、鎌倉には、奈良や京都のような壮麗な寺社がないと書きましたが、建長寺は彼の地の寺に匹敵する堂々とした構えで、さすがは鎌倉五山筆頭の寺(1253年開山)です。

もし、銭洗い弁天経由で鎌倉駅に出てしまっても、鎌倉駅~建長寺間はバスの便も多いので、是非、拝観なさって下さい。

  

Photo_50  この日は山門の下で土曜日恒例の説法が行われていました。

 

 

 

 

Photo_51 建長寺は中国の万寿寺を真似た、総門、山門、仏殿、法堂が一直線に並んだ伽藍になっています。

山門をくぐり、仏殿に向かう道の両側には創建当時に植えられた柏槇(びゃくしん)の堂々たる古木が聳えます。

 

Photo_65建長寺は14~15世紀に数度の火災に遭い、現在の伽藍は江戸時代に再建されたものです。ですが、7本の柏槇は火災を耐え抜き現在に至っています。

 

 

  

 

Photo_52 法堂入り口の唐門(※1)の前は白い砂利が敷き詰められ、沢山の蓮鉢が飾られていました。

※1 唐門とは唐破風と呼ばれる曲線の破風(屋根の切妻(きりづま)についている合掌形の装飾板)の様式からそう呼ばれるもので、中国風という意味ではありません。

法堂に上がって、庭園を眺めてみました。

 

Photo_54 (法堂裏の庭園)

 

 

Photo_55

 

最も奥に位置する半僧坊に登ると何体ものカラス天狗の像が出迎えてくれます。カラス天狗は半僧坊大権現のお供なのだそうですが、本当に天狗が住んでいそうな雰囲気の場所です。(ここで小さな女の子があらぬ方向に向かって「こんにちは!」と呼びかけていたので、ちょっとびっくりしました。何か見えたのでしょうか?)

さらにその上の展望台(勝上ガタケ〔山かんむりに献〕/ショウジョウガタケ)へと登り、寺の全景を眺めると、建長寺の奥深さがよく分かります。駐車場のある総門からここまで、約1kmの距離があるそうです。また、画像ではよく分かりませんが、この展望台からは相模湾が臨め、天気の良い日には遠く富士山まで見渡せます。この展望台は天園コースと呼ばれるハイキングコースの起点にもなっています。

そろそろ建長寺を去り、鎌倉駅へと向かうことにします。 

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鎌倉散策(No.2)

Kobana3浄智寺~明月院~海蔵寺

山ノ内・扇ガ谷地図

東慶寺を拝観した後、再び道路に出て、鎌倉駅方面に200メートル程進むと、右手に小さな苔むした石橋が架かった泉があります。ここが浄智寺(じょうちじ)で、小さいけれど開山以来高僧が来住したこの浄智寺は鎌倉五山の第四位に位置しています。

この泉の脇にある井戸は「甘露の井」と呼ばれ、鎌倉十井の一つに数えられています。鎌倉は驚くほど地下水の豊富なところで、十井どころか、あちこちに井戸があります。

1_1 今回は、泉の脇の萼紫陽花が迎えてくれましたが、秋にここを訪れると、黄色く色づいた銀杏の葉が辺り一面に降り積もり、風情があります。私はもう20回近く鎌倉を訪れているのは、元々、写真の練習がてら来始めたのですが、いつ来ても、どこかしら絵になる風景が見られるからです。ここもそんな場所の一つです。

 

2 石門をくぐって先に進むと正面にどこか中国風の可愛らしい山門が見えます。

この寺で是非見ていただきたいのは、曇華殿(どんげでん)と呼ばれる仏殿に鎮座する三世仏坐像(※1)で、着物の姿を長く垂らした優美な姿をしています。

※1 三世仏画像:過去・現在・未来を表す阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒菩薩

また、この寺には鎌倉七福神の布袋尊がありますが、境内巡りの最後に出会う布袋さまは、思わず吹き出してしまうようなユーモラスなお姿です。

浄智寺の脇から伸びる道は葛原ガ岡(くずはらがおか)ハイキングコースに通じ、さらに源氏山(げんじやま)から鎌倉大仏へと通ずる裏大仏コースとなりますが、私は再び県道に戻り、明月院に向かいました。

明月院(めいげついん)は、実は普段はあまり寄らないのですが、せっかく紫陽花の時期に来たのだからと行ってみました。案の定、参拝客でごった返していて、早々に立ち去ったのですが、この時期には紫陽花だけでなく、後庭園の花菖蒲は必見の美しさです。また、背が高すぎて気づかない人も多いのですが、沙羅の樹(夏ツバキ/沙羅双樹〔さらそうじゅ〕の沙羅は別の木)もこの時期に咲いています。

Photo_42 明月院では、季節に関係なく、開山堂の前にある「やぐら」を見るべきものとしてお奨めします。

やぐらとは平らな土地の少ない鎌倉ならではのもので、岩の崖面に四角い横穴を掘り武士や僧侶のお骨を収め、供養塔や仏像などを安置した霊廟です。時代によっては牢屋などにも転用されたそうですが、羅漢堂と呼ばれる明月院のやぐらは鎌倉に現存するものでも最大級のものだそうです。

  

開山堂の正面には紫陽花を携えた可愛らしいお地蔵さんが迎えてくれました。

Photo_43明月院を出て、次に私のお気に入りの海蔵寺(かいぞうじ)に向かいました。

再び県道に出て鎌倉駅方面に進むと、流しそうめんの「かど」というお店が右手にあり、海蔵寺はその脇の道(亀ガ谷〔かめがやつ〕坂)を辿っていきます。北鎌倉の寺巡りで唯一残念なのは、車の往来が激しい通りを歩かなければならないことと、狭い歩道に列を作って歩く観光客の多さなのですが、海蔵寺へと向かう道は訪れる人も少ないので、ひととき喧噪から解放されます。

 

Photo_44

(鶯の声を聞きながら亀ガ谷坂を歩く/この辺りは閑静な住宅街です)

 

 

Photo_45 鎌倉独特のものに切り通し(きりどおし)があります。眼前に海、背後に山の迫った天然の要塞のようなこの地にあっては、生活のために山を切り開いていくつもの小道が造られました。ここ亀ガ谷でも切り通しを見ることができます。

鬱蒼とした亀ガ谷坂を抜けると住宅街になりますが、案内板が出ているので迷うことはないでしょう。JR横須賀線の下をくぐると海蔵寺はもうすぐです。

2_1 海蔵寺の入り口は、季節には萩のトンネルとなります。私が行ったときは、残念ながら、まだちらほらとしか咲いていませんでした。

私がこの寺を好むのは、庭の手入れが行き届き、植えっぱなしではない趣味のいい植物が四季折々に咲いていることです。この時は、鐘突き堂の足元に萼紫陽花と松葉菊がこぼれんばかりに咲いていました。他にも、紫陽花や桔梗、山百合、それにバーベナが山野草にとけ込んで咲いていました。もう少しすると、凌霄花(のうぜんかずら)が見事に咲くことでしょう。この寺は拝観料は不要ですが、鎌倉十井の一つ「十六ノ井」を見学する場合のみ、100円の見学料を払います。ですが、この見学料も、写真の右側に見える傘の下に自己申告で収めるようになっており、それがとてもよい印象を与えます。

3 もう一つ、本堂に沿って奥に進んだところから見ることができる庭園も、ここまで来た甲斐があると思わせてくれるものです。この写真を撮っている場所の背後にはやぐらがあり、傍らにホタルブクロが咲いていました。

 

 

 

Photo_47 (海蔵寺の庭に咲いていた八重ドクダミ。ドクダミすら、手入れをされている印象を受けました。)

 

 

 

 

Photo_46 山門の傍には「底脱ノ井(そこぬけのい)」と呼ばれる井戸があり、これも鎌倉十井の一つです。この時は周囲に咲いている萼紫陽花の萼が井戸に落ち、水を青く染めていました。

海蔵寺を出て、元来た道を戻ります。

  

 

Photo_48 海蔵寺から200m程戻った右手に「化粧坂(けわいざか)」に通じることを示す道標があります。

今回は、建長寺に行きたかったので、もう一度亀ガ谷坂へ戻りましたが、私のお薦めは、化粧坂切り通しを経て、銭洗い弁天佐助稲荷を参拝して鎌倉駅の裏側へと抜けるコースです。

化粧坂は、かつてその辺りに遊郭があったためとも聞きましたが、今はその名残は全くなくて静かな道です。最後に短いけれども急な山道を一気に登ると源氏山の銭洗い弁天はすぐそこです。この山道は、上に泉が湧いているせいか、水が滴っていて、よく沢ガニを目にします。

今回は立ち寄らなかったので画像はないのですが、銭洗い弁天は、ご本体の宇賀福神を祀った岩屋の中に湧き出る泉でお金を洗うとお金が増えると言われ、いつ行っても人で賑わっています。佐助稲荷は鬱蒼とした杉木立の中に朱色の鳥居が立ち並び、無数の古びた狐の石像が安置されて神秘的な雰囲気のする場所です。

源氏山付近地図

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鎌倉散策(No.1)

鎌倉は家から1時間ほどで行け、手近に自然に触れられる場所。鎌倉の寺は京都や奈良の寺院のように壮麗なものではないけれど、庭には四季折々の植物が植えられ、花巡りをしながら散策できるのが鎌倉の魅力です。

鎌倉は、比較的狭い地域に見所がまとまっていますが、北鎌倉駅周辺の山あいに点在する古寺、鎌倉駅から金沢街道方面の鄙びた寺院や神社、江ノ電(江ノ島電鉄)沿線の湘南地域、と分かれていて、丹念に見ていくと、とてもではありませんが1日では足りません。

そんな鎌倉を梅雨の晴れ間となった土曜日に訪れました。写真と共に、私のお薦めの散策コースをご紹介したいと思います。

北鎌倉駅周辺地図

Kobana3 北鎌倉駅~円覚寺~東慶寺

Photo_37 私のお気に入りコースはは北鎌倉周辺の散策からスタートします。

東京方面から来ると左側のホームに電車が着きます。改札は一番先頭にあるので、進行方向に向かって進みます。そのまま改札を抜けて円覚寺(えんがくじ)前に出るか、踏切を渡って県道のある反対側に出ます。

ここは是非、1282年創建、鎌倉五山(※1)第二位に位置する円覚寺は拝観していただきたいのですが、私は既に何度も訪れているので、反対側の改札から駅前に出て、東慶寺に向かいました。

円覚寺は、国宝の舎利殿で有名ですが、残念ながら普段は拝観できず、門の外からちらりと見えるだけです。もう一つの国宝である洪鐘堂のある見晴台からは、向かいの東慶寺(とうけいじ)の全景を眺めることができます。

※1 足利義満の時代に定めた鎌倉の臨済宗の五大寺、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の総称。関東五山とも呼ばれる。

Photo_38 駅前の交通量の多い県道を渡り、鎌倉方面に少し歩くと、右手のやや奥まったところに、東慶寺小さな茅葺き屋根の門が見えます。

東慶寺は1285年、北条時宗夫人覚山尼によって開かれ、明治に至るまで男子禁制の尼寺(現在は男僧寺)として、夫の不身持や強制結婚に苦しんで駆け込んだ多くの女性を助けてきた縁切り寺として有名です。

 

 

1 この寺の良さは、手入れの行き届いた庭に趣味良く植えられた花木や山野草です。また、この時期は紫陽花に目を奪われて目立ちませんが、本殿の周りには姿の良い梅の古木が立ち並んでいます。庭師のかたによると、少し前には、庭で取れた梅を売っていたとか。

 

Photo_39 また、小さな山門からは想像もつかないほど奥深く、墓地には鬱蒼とした杉が立ち並び、苔むした墓石や石垣とともに深山の趣があります。

 

 

 

Photo_40  

 

 

 

 

Photo_41 この時期、東慶寺で見応えのある植物は、断崖に咲くイワタバコの群落です。

上にも書いたように、鎌倉は色々な見所があり、例えば鎌倉駅周辺からスタートしてもいいのですが、私が北鎌倉からのコースをお奨めするのは、都会から電車で来た場合に、駅を一歩出るだけで、いきなり緑豊かな自然へと変わり、たった一時間かそこらの距離を移動しただけとは思えないほどの旅情を味わえるからです。

次は、紫陽花寺として有名な明月院(めいげついん)方面へと向かいます。

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今週の庭仕事メモ(6月25日)

梅雨だからといって鉢ものの水やりを怠っていると、しとしと程度の雨では茂った葉の下の土は意外と湿っていない、ということがままあって、うっかりすると植物がしなーとなってます。今週はまさにそんな感じでした。

  Karakusa2_1

  • 、枝透かしのため剪定。
  • マーガレット剪定。
  • レモンバーベナ、収穫を兼ねて摘心。
  • 八重咲き西洋アサガオ“サンライズ・セレナーデ”、鉢に定植→開花。(インターネットを通じて種を戴いたもの)
  • 種から育てたバジルを定植。
  • チェリーセージ、姿が乱れたので剪定。
  • 開花中の植物:スカシユリ、アイスバーグ(バラ)、柏葉アジサイ、テカリダケキリンソウ、ナスタチウム、クレマチス・インテグフォリア“アルバ”、マリーゴールド、サルビア・コッキネア、ニーレンベルギア、マルバストラム、クイーン・アンズ・レース、ローマンカモミール、ポーチュラカ、等
  • 開花間近の植物:モナルダ(白花)、ホワイトヤロウ、ミミ・エデン(バラ)、オカトラノオ、擬宝珠、等
  • ウォーターバコバ入手。

  Karakusa2_1

  • バラに産卵中のチュウレンジハバチを多数見かける。
  • 近所の友達からカマキリの卵をもらう。

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年06月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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梅三昧の週末(No.2)

Web_17梅ジャムの作り方

良く熟した梅を使って、梅ジャムを作ってみませんか?

もし青梅の場合は、風通しの良いところに広げて、熟してから使って下さい。青梅の場合、灰汁抜きのために水に一晩浸けなくてはならず、色が悪くなってしまうことが多いためです。

材料: 

  • 梅(黄色く熟したもの) 1㌔
  • 砂糖 1㌔(これは基本の分量。味を見ながら加減して下さい。私は300㌘くらいしか使いませんが、これほど砂糖が少ないと、冷蔵庫での保存が必要になります。)

作り方

  1. 梅を3時間ほど水に浸けます。(完熟なら1時間)
  2. 1の間に、保存用に使用する瓶を煮沸消毒します。(消毒のしかたは『庭の嫌われ者(?)ドクダミの利用法』をお読み下さい。)
  3. 爪楊枝などを使って梅のヘタを取ります。
  4. 鍋に新しい水を入れ、梅を入れて煮ます。(決して煮立てず、梅に火が通る程度でOKです。梅の皮が破けないように注意して下さい。)
  5. 4の梅を水を入れたボウルに取り、荒熱を取ります。
  6. 梅の種を取り除き、果肉を包丁で叩いておきます。(ここで裏ごしすると食感が良いのですが、私は省略。)
  7. ホウロウの鍋など、酸に強い鍋に果肉を入れます。(アルミ鍋は酸によって腐食するので避けて下さい。)
  8. 砂糖を少しずつ加えながら30分ほど煮て完成です。熱い内に瓶に詰め、蓋をして逆さにし、熱が取れるまで放置します。(瓶にはなるべくたくさん詰めます。元々の空気を少なくして冷ますことで、ある程度の脱気ができます。)

【丁寧な脱気方法】

蒸籠に瓶を並べ、瓶の蓋を軽く載せる程度にして10分程蒸し、素早く蓋を閉めます。

 

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掌蹠膿庖症

難しい字ですが、「ショウセキノウホウショウ」と読みます。手のひらや足の裏に小さな水疱や膿を持つ膿疱ができる病気で、原因は様々あるらしく、胃炎や扁桃炎、虫歯などの菌、あるいは、虫歯の治療で詰めた金属に対するアレルギーなどと言われています。私は、数年前から、春先に手が荒れて、去年はそれが一向に治らないので、病院と漢方医の診断を受けたところ、掌蹠膿庖症と言われました。

根本的な治療は、その元となる菌を退治することなのですが、対処療法としては、手荒れに効く塗り薬を塗布します。でも、強い薬も多いので、試しに、以前、『ハーブオイル(No.2)』でご紹介したキンセンカ(ポットマリーゴールド)の浸出油を使ってみたところ、非常に効果がありました。キンセンカは古くから皮膚の炎症に効果があるとされているハーブで、日本ではあまり見かけませんが、キンセンカのエキスを使ったハンドクリームなども市販されてはいるようです。(ハーブとしてはカレンデュラという名前もよく使われます。)

掌蹠膿庖症の場合、塗り薬での治療はあくまでも対処療法なのですが、キンセンカの成分は確かに手荒れに効くようです。

残念ながら、庭のキンセンカはもう開花期が終わりなので、ネットショップで乾燥した花びらとオイルを注文しましたが、自分で丁寧に乾燥させたもののほうが色もきれいだし、来年はたくさんキンセンカを咲かせようと思っています。

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梅三昧の週末(No.1)

Web_17 八百屋の店先に青梅が並ぶ季節になりました。

私は昨年、偶然に某食品メーカーの懸賞で天然塩と梅干し作りセットが当たったのをきっかけに、梅干しを作り始めましたのですが、自分で作ると、味も加減(※1)できるし、赤梅酢(※2)という副産物もできるので、今年も良い梅が出るのを今か今かと待っていました。

  • ※1 私は塩の分量を半分にして、その分をグラニュー糖で補った、やや薄味の梅干しが好みです。
  • ※2 梅を下漬けすると上がってくる水分を梅酢あるいは白梅酢と呼び、この白梅酢で赤紫蘇を下漬けするとできる赤い梅酢を赤梅酢と呼びます。ドレッシングに加えたり、大根などを漬けて即席漬けを作ったり、様々な用途があります。

数日前に八百屋でLサイズくらいの白賀梅(300円/㌔)というのを見つけて2㌔買い、黄色く熟すのを待っていたら、土曜日に程良く熟した直径6cmくらいもある南高梅(500円/㌔ 安い!)を見つけたので、4㌔追加購入しました。

そこで、作る予定の無かった、梅酒と梅ジャムも作ることに。

白賀梅の半分を梅酒にしたのですが、いつものように氷砂糖をほんの少しだけ入れて仕込み(※3)、残りの白賀梅と南高梅、それぞれ1㌔ずつを、別々にジャムにすることにしました。

    ※3 砂糖は防腐のためでもありますが、ホワイトリカーだけでも腐る心配はないので、氷砂糖を少なめに入れるとあっさりとした梅酒ができます。

 

まずは、南高梅。既に熟しているので、3時間ほど水にさらしただけで下ゆで開始。と、思ったら、茹ですぎて、身が崩壊寸前!
(つД`;) ウウゥゥゥ
気を取り直して、そ~と実を取りだし、種を除いてから砂糖を加えて煮ました。

煮詰めるのも不十分でちょっと水っぽいけど、香りと味は最高のジャムができました。
ヽ(゚∀゚)ノ ヤター

次回、梅ジャムのレシピをご紹介します。

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今週の庭仕事メモ(6月18日)

梅雨まっただ中の今、私達素人ガーデナーにとっては庭いじりもできないし、ちょっと寂しい季節ですね。

昨日(土曜日)は天気予報が外れて、雲の間から太陽が覗き、青空も出ていました。作業はその間にチョコチョコっと済まして終わり。

  Karakusa2_1

  • ワケギ掘り上げ。(9月に再度植え付け予定)
  • の剪定。(藤は6月下旬~7月上旬に花芽ができるそう。)
  • デンドロビウムの高芽取り→水苔で鉢植え。
  • ニンニク収穫。(植え付けたのが2月だったので結球はなし。でも、3倍くらいに増えてた。)
  • 春蒔きニゲラ開花間近。
  • 開花中の植物…スカシユリ、アイスバーグ(バラ)、柏葉アジサイ、レモンバーベナ、ナスタチウム、クレマチス・インテグフォリア“アルバ”、マリーゴールド、サルビア・コッキネア、ニーレンベルギア、マルバストラム、クイーン・アンズ・レース、チェリーセージ、ローマンカモミール、等

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  クイーン・アンズ・レースの蕾

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キンセンカも開花期はそろそろ終わり。来年も育てるために結実させる。

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半夏生の苞(花や花序の基部につく葉)が目立つようになってきた。

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春に蒔いたニゲラ。15~25cmくらいとミニサイズだけど花芽もついた。

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ちびニゲラの蕾

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丘虎の尾(オカトラノオ)にも花芽

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以下の画像もクリックすると拡大されますが、虫がお嫌いな方にはお奨めいたしません。

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ガガンボ?最近よく庭で見かける。悪さしてないようなので放置。

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ムラサキシキブを食害するナゾのイモムシ。糸まで吐いてるぅ~。

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年06月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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虫愛づる姫君

先日、私の庭に珍客が来ました。鳥のメジロのような美しい鶯色をした生き物で、その羽音の大きさと美しい姿に、「オニヤンマ?それとも蜂?もしかして鳥?」と驚いている間に、どこかに飛び立ってしまいました。

冷静に考えて、スズメガの一種だろうと見当を付け、小学生の時から愛用している学習用の昆虫図鑑を調べ、どうやらオオスカシバという蛾らしいと分かったあと、インターネットで検索し確信できました。それが下の画像です。

Web_16
この画像は昆虫館の運営者であり撮影者の中橋徹氏より
許可を得て、加工・掲載しております。
一切の権利は中橋氏に帰属します。

オオスカシバの名前は漢字で書くと「大透かし羽」で、画像を拡大してご覧になると分かるように、透明の羽を持っています。それにしても美しい蛾ですね。

できればもう一度庭に遊びに来てくれればいいな、と思っているのですが、インターネットで見た幼虫の姿を見ると、やはり、訪問は歓迎するけど住みついて欲しくはないなぁと思ってしまいました。尤も、以前、紫式部(ムラサキシキブ)に、種類までは分かりませんが、スズメガの幼虫が住みついたときは、これだけ大きい(体長10cmくらい)と、何となく表情まで分かるような気がして愛着が湧き、丁度、冬に剪定し忘れて茂りすぎだったこともあり、好きなだけ葉を食べさえたことがありました。

やって来る虫も小さな庭の小さな自然の一部...とは言え、育てている植物を丸坊主にするようなヨトウムシやチャドクガは、可愛くも何ともないので見つけ次第駆除していますし、イモムシ、毛虫の類は、ふいに目にするとやっぱりギョッとします。こんな私は、とてもではないけど、「虫愛づる姫君」にはなれないなぁと思います。

虫愛づる姫君ってご存知ですか?
そう、堤中納言物語(つつみちゅうなごんものがたり)に登場する、あのユニークな姫君です。堤中納言物語とは、平安期に成立したといわれる短編小説集で、「虫愛づる姫君」を含む、独立した11話の物語で構成されています。

私が「虫愛づる姫君」を読んだのは、たしか高校生の古文の時間に、抜粋した文章を読んだのが最初だったと思いますが、とても面白い話で、対訳版を読み、さらに数年後に瀬戸内晴美氏の『私の好きな古典の女たち』(新潮社)に取り上げられているのを知って、この本で氏の素晴らしい解説と共に再読しました。

粗筋を簡単に説明すると、按察使(あぜち)の大納言の姫君という虫好きの姫君が主人公で、近所に住む蝶好きの姫君と比較され、家族や周囲の人からその風変わりな趣味を嘆かれていました。ですが、姫君は一向に介することなく、「世間の人が花や蝶を美しいものとして褒めそやしているのは浅はかよ。人間は誠実で、ものの本体を正確に探求しているのこそ、その人との気性も面白いというものだわ」などと言ったり、「特に毛虫が趣があって可愛いわ」と、童子達に変わった虫を集めさせては、その成長を観察していました。この姫君に興味を持った上達部の右馬佐(かんだちめのうまのすけ)もユニークで、毛虫のように毛深いあなたの様子を見てしまってから、あなたのことばかり、とりもちのように身から離れなくなりました。」などいう意味の歌を贈ります。(この姫君は、うっとうしいと言って、化粧やお歯黒もせず眉も抜かないので、それが毛虫のようだと思われていたようです)

聡明で、侍女によれば“お化粧すれば可愛い”けど、生意気で変わり者の姫君ですが、平安時代に書かれたものとは思えないほど、肯定的に描かれています。

 

さて、我が家の姫君(私)はというと、今夜も懐中電灯片手に「虫テデトール姫君」です。

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酸素強化水って?

最近、酸素強化水と銘打った商品がたくさん発売されていますね。コンビニでも酸素強化水だけでなく、外国のミネラル炭酸水が数種類並んでいるのを見かけるので、さっそく、何種類か買い込んできました。

私は、もともと炭酸水が好きで、ヨーロッパに行くとよく飲んでいました。(尤も、ビールの方が飲む機会は多いのですが...)ドイツなどは、ミネラルウォーターと言えば炭酸水なので、炭酸水をあまり好まない日本人のために、よく、ガイドブックのドイツ語会話集には、炭酸の入っていない水を注文する文が紹介されているほどです。

ドイツではカフェなどでミネラルウォーターを注文すると、気の利いたところでは、レモンの輪切りなどを入れたグラスに注いでくれます。また、私のお気に入りは、アプフェルショーレ(Apfelschorle)という、リンゴジュースを炭酸水で割ったもの。あまり甘い飲み物が好きではない私には、すっきりとした味で飲みやすいのです。他にもワインを炭酸水で割ったヴァインショーレ(Weinschorle)という飲み物もありますが、こちらは、アルコール好きの私には、ちょっといただけません。

さて、買ってきた炭酸水ですが、そのまま冷やして飲んでもいいけど、先日友人に教えてもらった紫蘇ジュースというのを作って、炭酸水で割って飲んでみました。これがさっぱりしていて美味し~い!

ちょうど今、梅干しを漬けるのに紫蘇が八百屋の店頭に並んでいるので、アミノ酸を多く含む黒酢を使って紫蘇ジュースを作ってはいかがでしょうか?酸素強化水で割って飲めば、さらに体にいいかも?

Beadflower1w15purple_8 紫蘇ジュースの作り方

  • 赤紫蘇の葉(梅干し用に売られているもの1把)
  • 黒酢(1000㍉㍑/普通の酢でも良い)
  • ハチミツ(500㍉㍑)

ハチミツは友人のレシピの半量にしてありますが、味を見ながら加減して下さい。

  1. 赤紫蘇の葉を枝からとって洗い、少々の塩でもみ、灰汁を取る。(黒っぽい水が灰汁です)
  2. 紫蘇の葉を水洗いして、水気を取る。
  3. 鍋に酢をいれ、鍋肌に泡が出るくらいの温度まで暖め、紫蘇を入れて煮立てないように1分煮出す。
  4. ざるで漉して鍋に戻す。
  5. ハチミツを少しずつ加えて弱火で溶かす。

このレシピを参考に、相変わらず目分量で作ってみました。(多分、ハチミツはもっと少ない。)そして、さっそく炭酸水で5倍ほどに割って飲んだら、美味しい

 

ところで、酸素強化水って何なんでしょう?数週間前の日経新聞に掲載された記事によると、「酸素は体内のエネルギー生産に不可欠で、通常は呼吸によって体内に取り込む酸素を腸などの消化器官から吸収することで、赤血球と結びつく」のだそうです。ただ、その記事によれば、ドイツではネズミを使った実験で検証されているらしいのですが、そもそも微量の酸素なので効果は疑問とする説もあるようです。

私にとっては、この炭酸水ブームが一時的なものではなく、コンビニやスーパーに常に並んでくれれば、どっちでもいいです。

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百合の栽培に必要なことは...

Web_8 華やかな雰囲気の花はあまり好まないのですが、和の雰囲気を併せ持つ百合だけは別で、何種類か育てています。

園芸品種の多くは、日本に自生する百合から品種改良されたものが多く、多くの種類は、さほど手をかけずとも美しい花を咲かせてくれるのではないでしょうか。

ちなみに一般的に目にする園芸品種は、ほとんどアジアティック・ハイブリッド、ロンギフローラム・ハイブリッド、オリエンタル・ハイブリッドに属しています。こう書くと、何やら難しげですが、アジアティックはこの画像のようなスカシユリ(上を向いて開く。本来は、名前の通り、花びらの間が開いている)を元にしたもので、ロンギフローラムは鉄砲百合系(横向きにラッパ状の花を咲かせる)で、オリエンタルは山百合のようにロート状の花をさかせるものなので、おおよそ区別することができ、育て方も、オリエンタル系は半日陰、その他は陽当たりを好むというふうに分かりやすいのです。

百合を育てるのに大事なことをあげるとすれば、「忍耐」に尽きると思います。種と違い球根植物(百合の場合、正しくは鱗茎と言います)は芽が出るまでに時間がかかるものですが、11月頃に球根を植え付け、それからしばらくは、土しかない植木鉢を、ただひたすら世話するのですから。(しかも百合の鉢は大きくて場所をとる!)

そして、一種類の百合なら、あっという間に開花期が終わり、後は茎だけになったものを、自然に朽ち果てるまで面倒をみるのです。掘りあげるときもドキドキものです。球根の肥培に失敗して腐らせてしまい、植え替えようとしたら、探せども球根がない!ということもありました。(私の場合、白のスカシユリがそれでした。ようやく見つけた木子(地下にできる子球)を、今、3年計画で育てています。)

こんな、運を天に任せたような百合栽培をしているのは、もしかしたら私だけ?

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銀座の自然

日曜日の朝、NHKの「小さな旅」という番組で銀座を取り上げていました。

「野の花 可憐に」というタイトルで、銀座という、自然など無いような場所で、野の花を愛している人達を取り上げていました。

私は、銀座近辺はよく行くので、確かに自然は少ないかも知れないけど、ちょっと奥に入れば、下町の雰囲気が残っているところも多く、風情のある植物を育てているお宅も多いのを知っていますが、多くの方はやはり、デパートなどのビルが建ち並び、植物なんて少ないと思っていらっしゃるでしょう。

銀座には詳しいと自認(?)している私も、この番組で、銀座で養蜂が行われていることを初めて知りました。銀座は花壇やプランターも多く、養蜂するのに十分な花が咲いているのだそうです。また、高いビルがないので、蜂が飛びやすい環境にもあるそうです。

確かに、銀座の通りを歩いていると、ビルだらけなのにも関わらず威圧感があまりないのは、大通りの道幅が広いことも理由の一つですが、7~8階くらいに統一されたビルの高さにもよると思います。最近、あるデパートが高層化を計画し、結局、中止させられたということがありましたが、都市計画も何もない繁華街が多い都内にあって、銀座の景観が保たれたのを喜んでいるのは、私だけではなく、蜂も、だったのですね。

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今週の庭仕事メモ(6月11日)

とうとう、ここ関東地方でも梅雨入りしました。と言っても、先月からほとんど梅雨みたいな天気でしたが...。鬱陶しいし、植物によっては病気の心配もある時期ですが、私がメインに育てている山野草は成長するのに大事な季節。

(このところ興味がサッカーW杯に移ってしまって、画像がなくてスミマセン)

  • ローマンカモミール開花。
  • 花オレガノ〔ロツンディフォリウム〕開花。
  • キャットテールは鉢一杯に開花中。
  • マルバストラムも開花中。
  • アップルミント鉢増し。ペパーミント株分け。
  • モッコウバラにシュート多数(思い切り茂らせるだけのスペースがないので、古い枝を整理し、このシュートを誘引する予定)
  • ネットを通じて戴いたオダマキ播種。(西洋オダマキの交雑種らしい白のフリフリの花)
  • クイーン・アンズ・レース開花(華やかなパセリって感じ)
  • スカシユリ開花(ラベルには北魚沼JAとだけ書かれた品種名も分からないユリだけど、一鉢に30個くらい蕾がついてて楽しみ。見頃は来~再来週くらいかな?その後は、鹿子百合やカサブランカも咲きそうで、今月は百合祭り!)
  • ラグラス・バニーテールの種(穂)収穫(たくさん里子に出す予定)

  Karakusa2_1

  • チャドクガの幼虫による被害が目立つ。
  • ヨトウムシも文字通り暗躍中。

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年06月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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猩々袴

4 猩々袴(ショウジョウバカマ)は山地や湿地に育つユリ科の多年草です。

名前の由来は、地面に広がる葉を袴に見立て、朱紅色の花の色を猩々(=中国の想像上の怪獣で身体は狗〔イヌ〕や猿に似て、体毛は朱紅色で長いそうです。←広辞苑より。実は、辞書を引くまで、私はこの猩々の『猩』の字を『狸(タヌキ)』だと思ってました。PCの漢字変換機能に頼っていると、だんだんバカになる...お恥ずかしい...。)

画像はまだ花の咲いている4月の頃のもので、ピントが浅くてよく分かりませんが、花茎の左側に立ち上がって伸びている新芽を見ると、何となくユリのようです。

ところで、今日、この猩々袴に面白いものを発見しました。下の画像です。

01_4 葉っぱの先に、何やら芽のようなものが...。拡大してみると、既に根も伸びているのが分かります。山野草に詳しいサイトで知ったのですが、猩々袴は、種だけではなく、このような繁殖もするそうです。こういった、種に因らない繁殖を『栄養繁殖』というそうで、イチゴがランナーを伸ばして、その先に子株を作るのも、同じく栄養繁殖です。

猩々袴についてさらに調べてみると、葉挿し(=切った葉を挿し木のように土に挿して発根させる繁殖方法)でも繁殖が可能だそうです。

この芽の上は下から伸びてきたドクダミの葉が密着して重なっていました。だから、常に湿っていて、もしかしたら、そのような環境が栄養繁殖に適していたのかも知れません。実は、この場所のドクダミは、数週間前に駆除しようとしたのですが、ヒキガエルが住んでいたので刈り取るのをやめ、そのままにしておいたものです。

思いがけない、ドクダミの恩返しでした。

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今週の庭仕事メモ(6月4日)

庭の植物達にかなり食害が目立つようになってきました。夜、懐中電灯を持って見回ってみると、いるわ、いるわ、ヨトウムシを筆頭にナメクジや毛虫が食事の真っ最中です。
そしてその後は....合掌。

  • 傘咲きルピナスに2番花が上がり始める。ヽ(゚∀゚)ノ
  • サルビア・コッキネア“コーラルニンフ”開花。
  • クレマチス・インテグリフォリア“アルバ”開花中。
  • 柏葉紫陽花が見頃。
  • 破れ傘開花(?←今ひとつ、花が開いているのかどうか不明)
  • 春蒔きしたニゲラにも花芽。でも、ちっさ~。

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柏葉紫陽花

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半夏生(ハンゲショウ)に花芽。
夏至の頃には、頭頂部の葉が半分化粧をしたように白くなる。

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以下の画像もクリックすると拡大されますが、虫がお嫌いな方にはお奨めいたしません。

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ナミアゲハの幼虫
そろそろ緑色になるのかな? 
(゚∀゚)ワクワク

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翌日見たら、緑色に!
まだなったばかりなのか、ツンツンしてみても角は出さなかった。

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モッコウバラにチュウレンジバチの幼虫(ハバチの一種でバラの害虫)発見。
見事なイナバウアー。でも、見つけ次第、瞬殺。

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サニーレタスを収穫したら、中心に夜盗虫(ヨトウムシ)が隠れてた。
これも害虫。逝ってよし!

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夏野菜のお片づけ料理

Photo_29 そろそろ、八百屋の店頭に夏野菜が安く並ぶようになりました。今日は、冷蔵庫の野菜室に残っていそうな夏野菜で簡単に作れる料理をご紹介します。

カポナータという料理をご存知ですか?シチリアの郷土料理らしいのですが、私は、この料理をドイツ語の現地講習中にイタリア人のクラスメートから教えてもらいました。要するに、野菜のトマト煮です。

レシピは、説明するほどのこともなく、ガーリックで風味付けしたオリーブオイルにトマトの水煮缶を入れて煮込み、フライパンで炒めた野菜(タマネギやズッキーニ、ナス、パプリカ、セロリ等)を加えて塩胡椒で味付けするという、とっても簡単な料理です。私はこれを「夏野菜のお片づけ料理」と呼んで、冷蔵庫の野菜室に残っている野菜を片付ける時に作っています。試しにレシピを検索してみましたが、家庭料理らしく、具にする野菜も様々、風味付けに使うハーブもバジルやオレガノなど、何でもいいみたいです。(私はチリペパーも加えます。)

この料理は、これだけで一品料理としていただいたり、冷ましてフランスパンに載せてもいいのですが、私はこれをパスタのソースにしたり、魚のソテーの付け合わせに利用しています。パスタソースにするときは、彩りに茹でたグリーンアスパラを載せたり、炒めたベーコンをトッピングしたりしています。

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思い出の風景-シュヴァーベン地方(ドイツ)-

Schwaebischhall_web 2002年8月、私はドイツのシュヴェービッシュハルという都市に滞在していました。1ヶ月のドイツ語コースを受講するためです。

日本で通っているドイツ語学校の現地校はドイツ国内にたくさんありますが、この都市を選んだのは、単純に、あまり有名ではないからです。8月ということもあり、有名な観光地にある学校は日本人が多く来ると思ったのですが、やはりこの都市でも、日本人受講者はたくさんいました。約200人ほどの受講生の国別の比率は、大体、その国のGDPに比例しているような印象を受けました。

もう一つ、このシュヴェービッシュハルを選んだ理由は、冒頭に掲載した写真が物語っているように、私の好みの、典型的なドイツの中世の面影を残す小都市だからです。画像の中央に見える大きな建物は、この町の旧市街では比較的新しいもので、単に「新築」と呼ばれていますが、それでも16世紀に建てられたものですから、この町の歴史の古さは容易に理解できます。(そう言えば、滞在中、旧市街でドイツの時代劇(?)のロケをしているところを見ました。)

ドイツは、このような都市がたくさんありますが、その中には、日本と同様、戦争で壊滅的な被害を受けた都市も少なくありません。それを当時の姿に再現するドイツ人の努力は称賛に値します。

尤も、この「古いものを大切にする姿勢」は、時には「変化を好まない硬直性」に繋がっているように見受けられる場合もありますが、都市美に対する考え方は、日本人も少しは学ぶべきだと思います。

Schloss_lichtenstein_web  ところで、1ヶ月の滞在中、ドイツ語の勉強以外にも、様々な体験をしました。特に、毎週のように催される遠足は楽しく、他のクラスの受講者と知り合う良い機会にもなりました。(この画像は、遠足で訪れたリヒテンシュタイン城という城です。)

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