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植物の自衛手段

以前、いちどだけ園芸教室に参加したことがあります。誰かが害虫の駆除方法について質問すると、講師の方が、「植物も害虫に抵抗するんですよ。それに安易に薬を撒くと、植物にとって良い虫も殺してしまいます。」というようなことを仰っていました。

昨日の日経新聞に、その言葉を裏付ける、面白い記事が載っていました。

植物の、害虫に対抗する戦略として、

  • 自分の体を使う
  • 有害物質で撃退
  • 別の虫に助けてもらう

の3種類があり、「自分の体を使う」というのは、トゲで守ったり、葉を堅くして食べにくくする、といった自ら身体を進化させて対抗する方法です。「有害物質で撃退」というのは、例えば、タバコは、害虫に葉をかじられると、ホルモンを出して障害を根に知らせ、ニコチンを生成して葉に運ぶそうで、つまり、イヤなヤツに毒を盛って身を守るようです。

面白いと思ったのは、「別の虫に助けてもらう」方法。これは偶然通りかかった正義の味方に助けてもらうわけではなく、自分で害虫の天敵を呼び寄せるのだそうです。害虫に襲われると、その害虫の天敵を呼び寄せる匂いを発する植物がいるそうで、中には、インゲン豆の仲間のリママメのように、害虫の種類に応じて、天敵を呼び分けている頭のいい植物もいるとか。また、カラスノエンドウやイタドリといった植物は、葉の根元から蜜を分泌し、蟻を呼び寄せ、ゾウムシの幼虫を退治させるのだそうですが、集まってくる何種類もの蟻の中には、蜜だけもらう、ちゃっかり者もいます。とにかく蟻を集めれば、中にはゾウムシの天敵のトビイロケアリも来るからいい、という戦略らしいのですが、何だか大ざっぱですね。

自然が少なく、天敵もあまりいない都会で園芸をしているということは、ある意味、自然のバランスに反しているわけで、薬などを撒いて、ある程度人為的に病害虫を駆除するのはしかたがないのですが、我が家の植物達も自助努力をしてもらいたいものです。

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