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衣替え

新聞の「彩時記」というタイトルのコラムに「衣替え」が取り上げられていました。この風習ができたのは平安時代に遡るそうですが、6月1日と10月1日に衣替えをするというのは、明治時代に軍服などの制服を着る人向けに決められたそうです。昨今のクールビズ、ウォームビズ同様、『お上』主導の制度だったのですね。

私は、制服を着る生活は中学までだったので、それ以来、「今日から夏服!」みたいに明確な衣替えはしていないので、冬物を手入れして仕舞い、皺がついた夏物を洗濯して部屋のタンスに収めるというのが、私にとっての衣替えです。夏を迎える儀式のようなものですが、ずいぶん簡単な儀式ですね。

日常、着物を着ていた祖母の時代はもっと大がかりでした。着物の場合は、6月からは袷(あわせ:裏地の付いた着物)から単衣(ひとえ)に替えるのですが、普段着だからそれ程厳密には切り替えてはいなかった思います。それでも、冬物をほどいて洗い、板に貼り付けて乾かす。(これを洗い張りと言います。)そして、再び着物に仕立て上げるのです。だから、思い出の中の祖母の姿は針台の横に座って何かを縫っている姿です。祖母は、すり切れた着物も裏から継ぎを当てたり、仕立て方で工夫したりして、着物にならない程くたびれたら、別のものに加工したりしていましたが、節約のためというよりは、明治の女性には、それが普通の生活だったのでしょうね。私など、半襟を替えるのも面倒くさいと思ってしまうので、着物の生活はとてもできそうにありません。

衣替えに関連して、もう一つ私には儀式めいたことがあります。それは、この夏着るTシャツのチェック。私は、Tシャツは白に拘りがあって、持っているTシャツはほとんど白なのですが、白いTシャツは、ひとシーズン着ると、だいぶくたびれてしまいます。それで、春先に新しいTシャツを数枚まとめて購入し、衣替えの時にタンスの引き出しに並べます。長袖のTシャツや去年着た半袖のTシャツは、チェックして、「近所なら着てもいいもの」、「防寒用のシャツ代わりにはなりそうなもの」、「完全にもう着られないもの」に分け、もう着られないと判断したシャツは15cm四方くらいに切り、キッチンの流しの近くにしまっておき、レンジの周りを拭いたりするのに使います。使い捨てできるし、キッチンペーパーの節約にもなるので便利です。

でも、Tシャツから、いきなり雑巾とは、ちょっと情けない孫娘かな?

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