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2006年5月

ハーブオイル(No.2)

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4週間ほど前から作っていたポットマリーゴールドの浸出オイルが完成しました。

無色透明のオイルが、ポットマリーゴールドの花びらで、こんなにきれいなオレンジ色に染まるのですね。

 

ポットマリーゴールドとは、植物としてはキンセンカの名前で流通していますが、花びらを乾燥させたハーブとなると、単にマリーゴールド、あるいはポットマリーゴールドの名前で売られることが多いようです。ハーブとしての利用は、古代ローマの時代にまで遡るそうで、ヨーロッパでは、安全で優れた薬用ハーブとして広く利用されているのだそうです。

ハーブを使った薬用オイルは熱浸出(湯煎で抽出)と冷浸出の2種類の作り方がありますが、ポットマリーゴールドは簡単な冷浸出法で作ることができます。

  

ハーブに興味を持たれた方は、この、『ハーブスパイス館』(小学館)という本をお薦めします。私が探した限りではもっとも収録数が多く、外国のハーブ本を翻訳したものと違って、日本の気候を考慮した栽培方法が詳しく説明されており、茗荷や山葵といった日本のハーブも数多く紹介されています。

◆『ハーブ スパイス館 』 小学館 

ハーブの浸出油は、コモンセージ(外傷の消毒、虫刺され)、ジャーマンカモミール(打ち身、皮膚疾患)、ペパーミント(外傷、頭痛)など、様々なハーブで作ることができますが、それぞれ適した浸出法があります。キャリアオイルには、食用の植物オイルは使用できず、薬局などで売っている薬用オイルを利用します。酸化しにくく、サラリとしたホホバオイルがお奨めです。

シングルハーブ「マリーゴールド」 1袋10g入り 市販の乾燥ハーブを利用するのも手軽だと思います。(画像はポットマリーゴールド)

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今週の庭仕事メモ(5月28日)

なんだか、このまま梅雨に入ってしまうのではないかと思えてきました。喜んでいるのはガマガエルだけかも。

Kobana3 今週の植物の様子&作業

  • 猩々袴の種採取&採り蒔き
  • バラ/アイスバーグ開花中
  • マーガレット開花中
  • の立ち葉が出始める
  • クイーン・アンズ・レースの開花間近(家にあるセリ科は全てとう立ちし始めている模様)
  • ニゲラ開花間近
  • 紫蘭はそろそろ終わり

 

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蓮の立ち葉

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風蘭に花芽発見(写真では確認できませんが...)

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牡丹防風(ボタンボウフウ)
トウキによく似たセリ科の植物
観賞用に育てていたが、最近、健康野菜だと知る。

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傘咲きルピナスは花が終わり、種生育中。

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年05月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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衣替え

新聞の「彩時記」というタイトルのコラムに「衣替え」が取り上げられていました。この風習ができたのは平安時代に遡るそうですが、6月1日と10月1日に衣替えをするというのは、明治時代に軍服などの制服を着る人向けに決められたそうです。昨今のクールビズ、ウォームビズ同様、『お上』主導の制度だったのですね。

私は、制服を着る生活は中学までだったので、それ以来、「今日から夏服!」みたいに明確な衣替えはしていないので、冬物を手入れして仕舞い、皺がついた夏物を洗濯して部屋のタンスに収めるというのが、私にとっての衣替えです。夏を迎える儀式のようなものですが、ずいぶん簡単な儀式ですね。

日常、着物を着ていた祖母の時代はもっと大がかりでした。着物の場合は、6月からは袷(あわせ:裏地の付いた着物)から単衣(ひとえ)に替えるのですが、普段着だからそれ程厳密には切り替えてはいなかった思います。それでも、冬物をほどいて洗い、板に貼り付けて乾かす。(これを洗い張りと言います。)そして、再び着物に仕立て上げるのです。だから、思い出の中の祖母の姿は針台の横に座って何かを縫っている姿です。祖母は、すり切れた着物も裏から継ぎを当てたり、仕立て方で工夫したりして、着物にならない程くたびれたら、別のものに加工したりしていましたが、節約のためというよりは、明治の女性には、それが普通の生活だったのでしょうね。私など、半襟を替えるのも面倒くさいと思ってしまうので、着物の生活はとてもできそうにありません。

衣替えに関連して、もう一つ私には儀式めいたことがあります。それは、この夏着るTシャツのチェック。私は、Tシャツは白に拘りがあって、持っているTシャツはほとんど白なのですが、白いTシャツは、ひとシーズン着ると、だいぶくたびれてしまいます。それで、春先に新しいTシャツを数枚まとめて購入し、衣替えの時にタンスの引き出しに並べます。長袖のTシャツや去年着た半袖のTシャツは、チェックして、「近所なら着てもいいもの」、「防寒用のシャツ代わりにはなりそうなもの」、「完全にもう着られないもの」に分け、もう着られないと判断したシャツは15cm四方くらいに切り、キッチンの流しの近くにしまっておき、レンジの周りを拭いたりするのに使います。使い捨てできるし、キッチンペーパーの節約にもなるので便利です。

でも、Tシャツから、いきなり雑巾とは、ちょっと情けない孫娘かな?

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思い出の風景-チロル(No.1)-

チロルという言葉を耳にしたとき、どんなイメージを抱くでしょうか?

谷間に広がるアルプ(高原の牧草地)やのんびりと草を食む牛、可愛らしい民族衣装を着た人達...かな?

では、どの国を思い浮かべるでしょうか?

多くの方はオーストリアを思い浮かべると思います。私もそうでした。佐貫亦男(さぬきまたお)氏の著書を読むまでは。佐貫氏は工学博士としての技術的な著書も多数出版されていますが、そういったことには門外漢の私にとって、面白く読んだのは辛口の旅のエッセーです。戦前に技術研修でドイツに滞在され、他にも数カ国語に堪能だった氏は、持ち前の好奇心と探求心で、スイスのすべての谷を訪れたあと、晩年はチロルをこよなく愛し、毎年のようにイタリアのラインという村を訪ねていらっしゃいました。そうなんです。イタリアにもチロルはあるのです。

元々、チロルはマインハルト家の治める伯爵領として独立していましたが、紆余曲折があって、1363年にハプスブルク家の実質的な領土となりました。 

(この辺りの話は『ハプスブルク一千年』(新潮文庫/中丸明著)を読むと、面白く書かれています。) 

この状態は第一次世界大戦でオーストリアが破れるまで続き、1991年、締結された平和条約に基づき、チロルの一部がイタリアに割譲され、南チロルと呼ばれるようになりました

だから、かつてオーストリアに属していていたこの地域では、今でもドイツ語が話され、地名などの表記もドイツ語とイタリア語が並記されています。

私は、佐貫氏が「私の天国」とまで呼んだチロルを見てみたくなり、1999年に初めて、イタリア領となっている南チロル訪れました。この時のエピソードは、また、別の機会に書きたいと思いますが、オーストリアのチロルに住む人も、イタリアのチロルに住む人も、ドイツ語で会話していたせいかも知れませんが、「私達、チロル人は...」と、言うことが印象的でした。一方、オーストリアで立ち話をした、ミラノから来たという男性は、「彼ら(南チロルの住人)は、イタリア語を話すべきだ。」と、怒ったような口調で話していたのが印象に残っています。

私などは、日本人であることが当たり前すぎて、普段あまり、民族とか領土とか意識しないのですが、他の国、例えばヨーロッパなどへ旅行し、歴史を少しでも学ぶと、色々なことを考えさせられます。

02_2 オーストリアとイタリア国境付近で出会ったマーモット。
無邪気な顔で、こちらを見上げていました。

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キッチンガーデン

以前、ドイツ人の知人を訪ねたとき、昼食の支度をするのに、庭に出て、鉢植えのハーブをちょんちょんと摘んで料理に使うのを見て、便利だし、素敵だな、と思った経験があります。

また、吉谷桂子のガーデニングスタイルという本で、キッチンガーデンという言葉を知りました。家庭菜園と呼んでもいいのでしょうが、食べられる植物を植えるというだけでなく、見た目の美しさも兼ね備えた、花壇と菜園の性格を併せ持つスペースをキッチンガーデンと呼ぶようです。

野菜類は害虫の駆除にも気を使うし、既に色々な植物を育てていて、これ以上、あまり手をかけたくない私は野菜を育てる余裕はないのですが、今年は、「ちょっとだけあれば便利」という野菜を育ててみることにしました。見た目に美しいかどうかは別として、私流のキッチンガーデンです。

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私の「ちょっとだけあれば便利」な野菜:
ワケギ、リーフレタス、サラダ菜。
隙間には、二十日大根や葉大根の種を蒔いてみました。

畑を作るようなスペースはないので、全てコンテナ栽培(鉢植え)です。上の画像はその一つ。他にも、八百屋で買って余ったニンニクや、あまりにも根が立派だったので植えてみた三つ葉のコンテナ、茗荷を植えたコンテナなどがあります。

スペースに余裕のある方は、もっと本格的な野菜を育てても楽しいかも知れません。大事なのは、自分の満足度。実際、野菜類を育てると、経済的には割が合わないことに気がつきます。苗は安いけど、土や肥料、それになんといっても収穫までに注ぐエネルギーは相当なもの。だから、世話をすること自体を楽しめて、且つ、その成果(収穫)を得ることを喜べる、というのが自分に合ったキッチンガーデンだと思います。

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今週の庭仕事メモ(5月21日)

今週も何だかすっきりしない天気が続いたので花壇に植えたハーブはすっかり徒長してしまいました。庭仕事は太陽の出ている間に大急ぎで...。

Kobana3 今週の植物の様子&作業

  • 紫蘭開花中
  • バラ/アイスバーグ開花
  • 松葉ボタン(ポーチュラカ)購入。(サーモンピンクにピンクの縁取り。こういう色合いに弱い...。松葉ボタンは夏の間元気に咲いてくれるので重宝。)
  • モッコウバラの剪定(でも、夏の間は何度も剪定&誘引が必要。ハァ~←ため息)

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隣の鉢に進出しようとしているスペアミント。まるで意志を持った生命体のよう。(今は切り取って水挿し中。)

 

  

  

 

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今週の鉢の様子。まだ浮き葉ばかり。もうそろそろ立ち葉が出ても良い頃だけど、今年は寒いせいか?

 

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アヤメの葉は折り畳まれてるんだ!

 

 

 

Kobana3 今週目立った昆虫&その他の生き物

  • ナミアゲハ(目を楽しませてくれるので益虫扱い)
  • モッコウバラにチュウレンジバチの幼虫(ハバチの仲間。バラの枝に産卵し、幼虫は集団で葉を食害)
  • あちこちで芋虫(ヨトウムシ?)による食害。
  • テントウムシとそのお子さま達が大活躍中。
  • が発生し始める。(鬱だ...)
  • メダカ孵化 (゚∀゚)

Photo_16 ナミアゲハ

 

 

Photo_21ナミアゲハの愛の結晶(この頃は鳥の糞に擬態している。もう少しすると脱皮して緑の芋虫に。)

 

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金木犀を食害しているヘリグロテントウノミハムシ(ヒイラギや金木犀につく害虫で、4月頃新芽に産卵。孵化した幼虫は葉に潜り食害。成長した幼虫は土に潜り蛹になり、6~7月に成虫となる。それにしてもガーデナーが愛するテントウムシにそっくりなのが許せない!)

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ヘリグロテントウノミハムシの幼虫(ヒイラギの幹にうじゃうじゃ。き、きもい...(つД`;) )

 

 

 

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年05月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツという言葉をご存知でしょうか?近くに植えたり混植したりすることで、相手に、あるいはお互いに良い影響を与えあう植物のことです。有名なのは、マリーゴールドで、根から線虫を抑制する効果のある成分を分泌するので、大根や人参などの根菜類と共に植えると良いと言われています。

私は、無農薬に拘るナチュラリストでもなんでもなく、薬剤を撒かなくても害虫を防いでくれるのなら楽でいいな、というものぐさな理由から興味を持って色々調べてみました。インターネットで検索してみると、コンパニオンプランツについて書かれた色々なサイトが見つかります。でも、根拠がイマイチはっきりしないんですよね。

それで書店に行って探してみたら、農薬に頼らない家庭菜園 コンパニオンプランツ(木嶋利男著)という本が見つかりました。イラストが多くて初心者が読んでも分かりやすいだけでなく、根拠もきちんと書かれています。タイトルが示すとおり、野菜の栽培に適したコンパニオンが紹介されていますが、同じ科の草花にも応用できそうです。

詳しい内容は、実際に本を読んでいただくとして、コンパニオンプランツと言っても幾つかタイプがあるので幾つかの例をご紹介しますと、

  • 害虫を忌避するもの
  • 一方の根から排出される不要物質を、もう一方が栄養として利用できる
  • それぞれの根圏微生物(根の周りの土壌に増殖する微生物)が異なるために土壌の微生物が豊かになる
  • 一方の害虫にとっての天敵を、もう一方が呼び寄せる(バンカープランツ)

等といった組み合わせがあり、さらに根の深さが邪魔し合わないとか、草丈の違いで互いに適した日照を得られる、などの要素が加わるようです。

具体的な組み合わせ例とその説明を読むと、豊かな土壌を作ったり、植物そのものを健康に保つことが、やはり大事なのだということが分かります。

多くのサイトで紹介されている、ハーブの○○は、匂い(臭い)で害虫を寄せ付けない、などというのは、自分の経験から???と思っていたのですが、この本によると風上と風下に壁のように植裁しないと効果はないようです。

インターネットを使うと、様々な情報が瞬時に検索できますが、正しい情報を取捨選択する能力も必要ですね。

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思い出の風景-壁絵の村(スイス)-

スイスに旅する人は、氷河を抱いた山々やその下に広がる牧草地、そうした景色を湖面に映す湖、といった景色を目的にするとことが多いと思います。

そう言った絵はがき的な風景もいいのですが、スイスは公用語だけでも4つの言語を持ち、地域ごと、さらには谷ごとに異なる方言や文化を育んだこの国は、町や村のたたずまいも様々で、写真のモティーフには事欠きません。

Guarda01エンガディンと呼ばれる地方の小高い丘にある、人口170人ほどの小さな村、グアルダもそんな村の一つです。

エンガディンはシュグラフィート(Sgraffito)またはグラフィート(Graffito)と呼ばれる壁絵で装飾された家が多く見られます。辞書を引いてみるとGraffitoとはイタリア語で「引っ掻く」という意味だそうで、私は、その技法については分かりませんが、よく、ヨーロッパの家に見られる、外壁にラテン語で何かの一節などを彫り込んだ装飾もグラフィートだそうで、そこから広く壁絵一般を指すようになったのかも知れません。

私はグアルダの、あるレストランホテルに泊まりたかったのですが、駅から電話を掛けたら1泊だけなら部屋があるけど2日目は満室と言われ、断念。でも、そこで昼食を取ることにしてテーブルを予約し、予約した時間まで荷物を預かってもらったので、ゆっくりと村を見て回ることができました。

グアルダの家々は、他の村の、美しいけど、“小ぎれい”すぎる印象の建物と異なり、どれも年月を経た落ち着いた色合いで、私の好みに合いました。

あ、今気づきましたが、玄関の左側に宿泊できることを示す表示が出ています。でも、呼び鈴やドアホン(多分、玄関の厚い壁の隠れた方にありそうです)を押すのは、ちょっと勇気がいるなぁ。

Photo_10

左側はシングルルーム、右の図はよくわかりませんが、もう一室、ちょっと広めの部屋があるという意味かも知れません。スイスを旅していて安心するのが、言葉があまりよく分からなくても(この辺りはレート・ロマンシュ語圏)、外国からの旅行者にとっても分かりやすい表示など、様々な工夫がなされていることです。(このことは別の機会に書いてみたいと思います。)この家はホテルと言うより民宿なのでしょうが、通常、部屋が空いているときに出ている「空室あり」という表示がないので、満室かも知れません。

 

Engadin

 

 

同じエンガディン地方の比較的新しい民家
グレーと白のモノトーンの壁に花で美しく彩られた玄関先が美しいですね。

   

 

Pizbuin01  

 

 

昼食を取ったレストラン、Pitz Buin

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今週の庭仕事メモ(5月14日)

今週はGWとはうって変わって雨がちでうっとうしい天気が続きました。あまり作業はしなかったので、今週変化のあった植物達のレポートを...。

  • 紫蘭開花中
  • クレマチス・インテグリフォリア“アルバ”開花。(咲いた一輪は花の周りの葉が芋虫に囓られているので、写真のupはもう少し後ということで。)
  • 綿発芽(播種して10日くらい。)
  • オレガノ発芽(播種して7日くらい。この春最後の種蒔き。今年買ったハーブの種は本来秋蒔きの方が適しているので、残りは秋にもう一度播種する予定。)

Photo_4 ラグラス・バニーテール開花中

 

 

Photo_5 プリムラ・マコイデスプリムラ・ジュリアンと寄せ植えにしていたのを分けて肥料をやり続けていたら、元気はつらつ。)

 

 

 

Photo_6 カラミンサは葉が展開中。(隣にグニャと倒れているのはニゲラ。本来、移植に弱いのに、こぼれ種から発芽した苗をポリポットに移植→庭に定植、と、2回も移植したので腰砕け。でも、蕾が上がってきている。)

Photo_7 茗荷も葉が展開中。

 

 

 

Photo_8 播種後10日目くらいの二十日大根。プクッとしてきた。

 

 

 

Photo_9 ナスタチウム(原色のオンパレードに、種を蒔いたことをちょっと後悔...)

  

Photo_11ブルーベリー/ティフブルー(1種類しかなくて人工授粉もしていないから、少しだけ結実)

 

Photo_12 マーガレット開花中(この春9cmポットで購入した普通のマーガレット-矮性種とのことだけど信じてはいない-も10号鉢一杯に成長。)

 

 

Dscn0934xxjpg 色々な植物を定植した小さな花壇スペース。(鉢を伏せてあるのは、猫のトイレとなるのを防ぐため。しかし、トイレは奥の紫陽花の株元に移動しただけ。orz)

 

※庭の植物達の様子は、『庭仕事フォトメモ(06年05月)』にもUPしてあります。宜しかったらご覧下さい。

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庭の愛すべき住人たち

私はたくさんの植物を育てているので、一応、消毒とか害虫駆除はやっていますが、結構無頓着な方です。アブラムシなんかは、毎年大量発生するけど、「大体、この程度の被害で収まる」というのが分かっている植物は、それほど神経質にはなっていません。実際、農薬をあまり撒かないことで、天敵となる虫も集まってきますし。

先日も、桃の木にアブラムシがたかっているのに気がついたけど、テントウムシの卵も見つけたので、テントウムシの活躍のほどを楽しみにして、そのまま放ってあります。都会の庭の割には大きな木が何本かあり、程良く(?)雑草も生い茂っているので、ヤモリがちょろちょろしているのをよく見かけます。

蓮鉢や重くて動かせない水槽には、メダカを入れてますが、こちらは、ボウフラの供給過多のようで、毎夏、蚊には悩まされます。だから、夏は、腰に蚊取り線香を下げて自衛手段をとることを甘受してます。

テントウムシや、メダカ、ヤモリなどの他に、我が庭にはもう一匹、、この10年ほど住みついている愛すべき住人がいます。それはヒキガエル。今まで、暗いときにしか見ないし、鳴き声からウシガエルだととばかり思っていたのですが、どうやらヒキガエルだと分かりました。(と、いうことは、どこか近所にウシガエルが住んでいるのかな?)

Hikigaeru それが、この子です。(画像をクリックすると拡大されますが、結構グロいかもしれないとお断りしておきます。)

家は鉢植えが多く、格好悪いけど、父が使っていたビールケースの植木台をそのまま使っていて、その下は手つかずなのでドクダミが蔓延っています。それで、ドクダミを抜こうと、ビールケースの一つをどけたら、迷惑そうな顔のカエルと遭遇しました。明るいときに見たのは初めてです。

Hikigaeru02 体長は14~15センチもあり、お世辞にも愛らしい姿とは言えないけど、害虫(多分)を食べてくれる味方です。

実は、昨日、雨が降っているのに気温がなま暖かいので、予感がして、庭に降りてみたら、敷石の上をのそのそと歩いているカエルを見つけました。懐中電灯で照らしてよく見たらヒキガエルだと判明したのですが、ヒキガエルの色は個体差が大きいらしく、詳しい種類までは分かりません。

で、今日は、せっかく涼しい草むらに潜んでいるところを、私が邪魔したというわけです。ビールケースの下のドクダミは全部抜くつもりでしたが、ここが日中の隠れ家と分かったら、ドクダミが抜けなくなってしまいました。orz

まぁ、しかたないか...

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バルトの楽園

最近よく新聞に6月から公開される映画「バルトの楽園」の宣伝を見かけます。

私は冬に、東京/青山にあるドイツ文化会館で開かれた「日本におけるドイツ人捕虜 1914-1920」展を訪れたてので、この映画に興味を持っています。(多少、プロモーションの方法には疑問を持ってますが...キャンペーンソング「マツケンのAWA踊りなんて...orz)

この映画は、第一次世界大戦で敗北したドイツの捕虜を収容した板東俘虜収容所を題材にしています。

背景を若干説明すると、第一次世界大戦当時、ドイツ帝国は中国の膠州を租借していました。独-英が戦争状態に陥ったため日英同盟を結んでいた日本は参戦し、青島(チンタオ)を占領したことにより、そこに居住していた民間人を含めて約4,700人のドイツ人およびオーストリア・ハンガリー帝国軍兵士が捕虜として日本に連行されました。

板東俘虜収容所は幾つかあった俘虜収容所の一つで、所長であった松江豊寿中佐は、自身、戊辰戦争で幕府方として戦い、破れた経験もあってか、俘虜を人道的に遇したことで語り継がれ、収容所内で発行された雑誌や、コンサートやスポーツ大会のポスターなど、当時を語る多くのものが残されています。

捕虜達は収容所内で様々な活動を行い、展示会などを通じて付近の住民とも交流がありました。また、この時、ドイツ人が日本に残したものも少なくありません。映画のタイトル、「バルトの楽園(ガクエン)」は板東収容所で、日本で最初の第九が演奏されたことからつけられているようです。他にも、収容所がきっかけで日本に広まった、ドイツ生まれの有名なものがもう一つあります。それはバームクーヘン。解放後、日本に留まった菓子職人は、その後、ドイツ菓子の店を横浜で開きました。それがカール・ユーハイム氏で、あのユーハイムの創始者です。

まぁ、映画はこういったエピソードを楽しめばよいのでしょうが、この映画に(多分)描かれている、のんびりとした収容所の運営が物語っていることを思わずにいられませんでした。日本は戦争の勝者側とは言え、欧州が舞台のこの大戦にはほとんど関わっていません。つまり近代戦争というものを学ぶ機会がなかったのです。そして、この悲劇がその後の大きな悲劇に繋がっていったのだ、と。

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植物の自衛手段

以前、いちどだけ園芸教室に参加したことがあります。誰かが害虫の駆除方法について質問すると、講師の方が、「植物も害虫に抵抗するんですよ。それに安易に薬を撒くと、植物にとって良い虫も殺してしまいます。」というようなことを仰っていました。

昨日の日経新聞に、その言葉を裏付ける、面白い記事が載っていました。

植物の、害虫に対抗する戦略として、

  • 自分の体を使う
  • 有害物質で撃退
  • 別の虫に助けてもらう

の3種類があり、「自分の体を使う」というのは、トゲで守ったり、葉を堅くして食べにくくする、といった自ら身体を進化させて対抗する方法です。「有害物質で撃退」というのは、例えば、タバコは、害虫に葉をかじられると、ホルモンを出して障害を根に知らせ、ニコチンを生成して葉に運ぶそうで、つまり、イヤなヤツに毒を盛って身を守るようです。

面白いと思ったのは、「別の虫に助けてもらう」方法。これは偶然通りかかった正義の味方に助けてもらうわけではなく、自分で害虫の天敵を呼び寄せるのだそうです。害虫に襲われると、その害虫の天敵を呼び寄せる匂いを発する植物がいるそうで、中には、インゲン豆の仲間のリママメのように、害虫の種類に応じて、天敵を呼び分けている頭のいい植物もいるとか。また、カラスノエンドウやイタドリといった植物は、葉の根元から蜜を分泌し、蟻を呼び寄せ、ゾウムシの幼虫を退治させるのだそうですが、集まってくる何種類もの蟻の中には、蜜だけもらう、ちゃっかり者もいます。とにかく蟻を集めれば、中にはゾウムシの天敵のトビイロケアリも来るからいい、という戦略らしいのですが、何だか大ざっぱですね。

自然が少なく、天敵もあまりいない都会で園芸をしているということは、ある意味、自然のバランスに反しているわけで、薬などを撒いて、ある程度人為的に病害虫を駆除するのはしかたがないのですが、我が家の植物達も自助努力をしてもらいたいものです。

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今週の庭仕事メモ(5月7日)

今週になって、明らかに太陽の軌道が変わっことに気づきました。私が育てている植物は圧倒的に「明るい半日陰」を好む植物が多いので、限られたスペースを求めてパズルのように鉢を入れ替えなくてはなりません。

  • の摘果(葉15枚くらいに実1つが良いとのこと。)
  • シクラメン植え替え。(鉢増し。毎年戴くシクラメン、夏に休眠させると、いつもそのまま永眠してしまうので、今年は休眠させずに夏越しにトライしてみる。)
  • コキアホウキグサ、実(み)はトンブリになる〕を鉢に定植。(本来は5月播種、7月定植。人に種をあげるために3月に試し蒔きしてしまったので、今回は種が採取できれば良しということで。)
  • ホワイト・ヤロー鉢に定植。(園芸店で買った立派な苗の周りに、種から育てた貧弱な苗...)
  • 近所の園芸店でレタスの苗とワケギを購入。オマケでキャットテールの見切り品を3株もらう。(切り戻して鉢植えに。)
  • ナスタチウム開花。(黄色を期待していたのに、オレンジの花...ショック)
  • チェリーセージ開花。(品種名は不明だけど、シックなサーモンピンクと黄色のグラデーションで気に入っている一株。)

虫たちも活発に活動する時期になりました。

  • 金木犀にカイガラムシ発生(手が届く範囲は割り箸でこそげ落とす)
  • サザンカの葉裏にチャドクガの卵発見。
  • クレマチス・インテグリフォリア(アルバ)のピッタリ合わさった葉に穴が!開いて見たらハマキムシ発見。(開いた弾みでどこかに転がり落ち、取り逃がす。葉を開いたらそこに蕾が。あぶないところだった。)
  • 山桜の葉に食害。(葉っぱを折るようにして中に潜んでいるのは、白い糸に包まれたナゾの幼虫。葉には虫こぶも。)
  • アブラムシは相変わらずそこかしこに。ただ、テントウムシも多数見かけるようになった。
  • 最近、アシナガバチらしき大型の蜂を見かける。虫を捕ってくれる益虫だけど、私が歩こうとする先の地面にじっと動かなかったと思えば、円を描いて飛んだり、行動が読めず...コワイ。)

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間違いだらけの堆肥作り(その後)

以前の日記、間違いだらけの堆肥作り生ゴミコンポスターでも書いたように、試行錯誤しながら生ゴミ堆肥を作っています。

私が住んでいる自治体は、今時(と言ってもいいですね)、週1回の資源ゴミ回収日(空き瓶、スチール缶、小物金属)以外は普通ゴミの日といって、いわゆる燃えるゴミはもとより生ゴミ、陶器、ガラス瓶以外のガラスなど何でも捨てて良くて、楽でいいのですが、生ゴミくらいは有効利用できないかなぁと思って始めたことです。以前から、植木鉢の中に生ゴミを入れ、単に土に混ぜて上から米糠を振ってしばらく放っておけば黒々とした土になることは経験済みなので、日常的に処理できるよう、市販の処理バケツや手作りコンポスターを導入して、去年の冬から堆肥を作り始め、最近、漸く自分にあったサイクルが定着しました。

まず、一度は失敗したEMバケツですが、使い方を工夫して再び使い始めました。説明書通りの使い方は、生ゴミとEM菌を交互に積み重ねて八分目くらいになったら、2週間放置して、その後、プランターなどで土に混ぜてさらに2週間程寝かせるそうですが、もともと生ゴミがあまり出ないので、八分目に達する間に腐敗して失敗してしまいました。

それで、

  • 2週間放置することから逆算して、大ざっぱに月を半分に分け、1~15日くらいまでは生ゴミとEM菌(米糠を同量混ぜたもの)、その上に悪臭防止の古土を重ねて入れ、EMバケツを交代。最初のバケツは残りの15日間放置します。
  • 15日間放置したものは発泡スチロール製の堆肥箱①へ。(丸数字は複数の堆肥箱を便宜的に①や②などとしただけです。)
  • さらに15日後、堆肥箱①の中身の古い部分を堆肥箱②(最初に作った堆肥箱なので、既に菌が繁殖しているようで、分解が早いです)に移しますが、その前に、堆肥箱②のほとんど土のようになったものを篩って土と混ぜ、堆肥箱③(これは単なる大型の植木鉢)に入れて寝かせて置く。→用土として利用。

文章で書くと面倒なようですが、一度サイクルができてしまうと、15日おきに同じ作業をするだけなので、それほど煩雑でもありません。また、生ゴミは野菜クズとコーヒーかす、茶殻くらいしか入れず、土を多く入れるので、今のところ、肥料分が濃すぎる感じはしません。

これから、気温がどんどん高くなるので、15日のサイクルを短くするとかの工夫が要りそうです。こうして、まだまだ、試行錯誤の日々は続くのですね。

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のんびりとGW(No.2)

先日メダカの水槽に入れたホテイアオイに、早速、卵を見つけました。孵化するのには二週間くらいかかるそうですが、天気もいいし、ベビーフードを買いに出かけました。

この時期、どこのお宅も花盛りなので、気になる植物を見かけると、ついつい足を止めてしまいます。近所に蔓バラを上手に育てている家があり、前を通ると、既に色とりどりのバラが咲き乱れていました。公園の中では、花の大きさが5センチくらいのフウロソウが咲いていました。生えているところから見ると、どこからか種が飛んできたようです。その内に種を取りに来ようと決めて金魚屋へ。

金魚や熱帯魚には興味はないけど、一つの水槽で目が留まりました。そこには赤いお腹のヤモリが。蓮鉢に住みつかないかな?と思って聞いてみると、「逃げるよ」と言われたので断念。そう言えば、どれも必死に水槽を登ろうともがいています。

家に帰ってメダカのベビーフードの容器に書いてある説明を読むと、フィッシュミールにオートミールやらビタミン、ミネラルやらが添加されてて、なにやら栄養タップリという感じです。

 

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庭に咲いている猩々袴をよく見たら、花の中心部に種らしきものがありました。熟したら取り蒔きしてみようと思います。

茗荷の鉢を桜の木の下の半日陰になる場所に移動させるために、そこに生えているドクダミを抜くことにしました。もちろん、抜いたドクダミは捨てるなんてもったいないことはしません。ホワイトリカーを買ってきて、いつもよりちょっと早いけど化粧水を作りました。

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思い出の風景-ブルージュ-

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もう何年も前のことですが、ベルギーのブルージュを旅しました。

かつてはハンザ同盟に属し、毛織物の交易で栄えたこの町は、ブルグ広場に建つ市庁舎などにこそ、その栄光に思いを馳せることができますが、町中に走る運河の回りに並ぶ建物は低く、コンパクトで可愛らしい町という印象でした。

街並みは異なりますが、柳川の水郷のような長閑な雰囲気です。ところどころに柳の姿があったのも、威風堂々とした街並みが多いヨーロッパの都市とは異なり、どこか日本の風景を思い出させる一因だったのかも知れません。そう言えば、教会の裏のなんでもない場所に、当たり前のような顔をして紫陽花が咲いていました。ただ、この日は、雨の中が似合うこの花には似つかわしくないような晴天で、何とか自分のイメージ通りにしようとしたのか、ソフトフォーカス・フィルタを使っています。

紫陽花と言えば、ドイツ人医師、シーボルトがヨーロッパに持ち帰り紹介した日本原産の花で、かつてはその学名に入っていたオタクサ(otakusa)は、シーボルトが日本で愛した楠本滝-お滝さん-から付けられたそうです。

私はこの話を、『国際結婚の黎明』(講談社文庫/瀬戸内晴美編)という本で知りました。この本は、「人物近代女性史」というシリーズの中の1冊で、このシリーズでは、柳原白蓮、松井須磨子、クーデンホーフ・光子といった、主に明治時代に、自ら人生を切り開いていった女性達の人生が描かれています。 

多くの植物が苦手とする日本の梅雨に生き生きと咲く紫陽花は、外国産の植物を日本で育てるのにしばしば苦労するように、日本以外の場所では生育しづらいのかと思いがちですが、欧米でも一般的な植物のようで、ブルージュで見た紫陽花も見事に咲いていました。きっと、強健なだけでなく順応性もあるのでしょう。そう考えると、シーボルトが日本を追放された後も必死で生き、彼との間に生まれたイネを育て上げたお滝さんと重なるものがあります。

オタクサの名前は学名から消えてしまいましたが、オランダでは今でも紫陽花のことをオタクサと呼ぶそうです。ベルギーはフランス語とフランドル語(英語で言うと『フランダースの犬』のフランダース)が公用語ですが、ブルージュはフランドル語圏に属しています。フランドル語はオランダ語の古い言葉とか。もしかしたらブルージュの人達もこの花をオタクサと呼んでいるのかも知れませんね。

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ハーブオイル

この1ヶ月くらい、ポットマリーゴールド(キンセンカ)の花を収穫しては乾燥して集めていました。だいぶたまったので、お目当ての抽出オイルを作ることに。キンセンカは肌の調子を整える効果があるそうです。

空き瓶に乾燥した花びらを入れ、ホホバオイルを注ぐと数時間でオイルがうっすらとオレンジ色に色づいてきました。キンセンカはサフランの代わりに料理の色づけにも使われるそうです。オレンジ色の美容オイル、出来上がりが楽しみです。

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