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『庭仕事の愉しみ』

ドイツ語を勉強し始めて間もない頃、読めもしないのにタイトルに惹かれてヘルマン・ヘッセの『庭仕事の愉しみ』(原題:Freude am Garten)という本を買いました。当然ながら挫折して、訳本を買いに書店に走りましたが...。

この本は、始めからまとまった作品として書かれたわけではなく、没後、ヘッセの研究者によって、ヘッセの作品をテーマ別に編集したものの1冊で、「庭」をテーマにした詩文集です。

時々本棚で目が留まると開いて拾い読みをするのですが、「庭にて」と題された作品に、こんな文がありました。「骨の折れる始めての地面の掘り起こしをしていると、コガネムシの幼虫や、いろいろな幼虫や、甲虫類や、クモ類が出てくる。私たちは陽気な怒りをこめてそれらを退治する。」

そうなんです。植物を育てている人ならお分かりの通り、庭仕事というのは虫などの小動物と付き合うことでもあるんです。暖かくなって、植物が芽吹いたり、花を咲かせたりと活動を始める時期は、彼らも始動の時期です。

植物の面倒を見るようになって、少しずつ、こういった動物の知識もつきはじめましたが、元々、あまり自然のない所で育ったので、始めは虫や爬虫類を見てはオロオロしていました。

ある時(まだ、父の盆栽が少し残っていた頃)、松の盆栽に蜂の巣があって、大きな黄色い蜂が飛んでいるのを見て動転し、保健所に「スズメバチが発生した。」と電話をかけたことがありました。巣の形を尋ねられて説明すると、すぐにスズメバチではないことは分かりましたが、取り敢えず見に来てくれて、夜になったら殺虫剤をかけなさいと教えてくれました。「そんなこと怖くてできない」と答えると、「私がやったことは内緒にして下さい。」と言って、保健所の方が殺虫剤をかけてから巣を取り除いてくれました。(どうやら、指導はしてもいいけど、実際の作業はしないという規則になっているようです。)確かこの蜂はアシナガバチか何かだったと思います。

こんなことがあってから、虫や動物を見つけると、子供の頃に愛読した学習図鑑を引っぱり出してきて調べるようになりました。(特に幼虫は害虫か益虫か分からないので“ようちゅうい”-なんちゃって...(^_^;) ) そして害虫だと分かると、陽気な怒りをこめて退治するのです。

庭仕事の愉しみ

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