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ミヒャエル・ゾーヴァとエルケ・ハイデンライヒ(Michael Sowa und Elke Heidenreich)

もう、先月のことですが、銀座松屋で18~23日に開催された「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」に行ってきました。

浅学なことに、私はミヒャエル・ゾーヴァ氏の作品は全く知らなかったのですが、新聞に掲載されていた幾つかの作品ユーモアがあってちょっとシュールな絵が気に入り、初日に行ったところ、日本だけではなく、世界中に多くのファンがいるということを知りました。(作品の画像は貼ることができないので、下の方にゾーヴァ氏が挿し絵を描いた本のリンク画像を貼りました。女性好みの絵でしょ?)

日本語に訳された本の挿し絵となっている作品は、ほのぼのとしたメルヘンチックな絵が多いようですが、ちょっとブラックでシニカルな作品も多いのは、第二次世界大戦で陥落した直後のベルリンに生まれ、冷戦下の同都市で成長したことに影響を受けているのでしょうか?

この美術展では、ゾーヴァ氏の作品を知ったことも嬉しかったけど、もう一つ、併設されていたショップで購入した本で、エルケ・ハイデンライヒという作家のことを知ったのも、大きな収穫でした。私は趣味でドイツ語を勉強しているので、是非、何か原書を手に入れたいと思ったのですが、この頃のユーロ高のせいか、原書はどれも高価でした。その中で、比較的手に入れやすい値段の本が「エーリカ あるいは生きることの隠れた意味」(原題:Erika, oder der verborgene Sinn des Lebens.)というタイトルのエルケ・ハイデンライヒの本でした。比較的易しいドイツ語なのと、あまり長い物語ではないこと、そして魅力ある内容に、夜中までかかりましたがその日の内に一気に読み終えてしまいました。

物語は、ベルリンに住む、高収入だけど仕事に追われて疲れた、離婚経験のある女性、ベティの呟きで始まります。「私ったら、まるで生きることを忘れてしまったみたい...」 (※1)そして、クリスマスを目前に控えたある日、以前、一緒に暮らしていたフランツから電話が入ります。「一緒にここでクリスマスを過ごさないかい?」 フランツに会おうと決めたベティは彼へのプレゼントを探しにデパートに行き、そこで等身大の豚のぬいぐるみ、エーリカと出会い、引きつけられるように、そのぬいぐるみを買うのです。ベティに抱かれたエーリカは人を幸せな気分にする不思議な力があるようです。そして...

しみじみとした読後感のある良書でした。

彼女(著者)のその他の本も読んでみたくなり、さっそくネットで検索したところ、コピーを読んで気になったのが、Kolonien der Liebe(出版社:Rowohlt Taschenbuch Verlag)という9つの物語が収録された短編集。残念ながら翻訳は出ていないようですが、これもドイツ語の勉強と、ゾーヴァの画集などと共に紀伊國屋書店のサイト(※2)で注文し、今日、手元に届きました。

あ~、今日も寝られない。

※1 翻訳を読んでいないので、私の訳です。ヘタでゴメンナサイ。

※2 このサイトは初めて利用しましたが、出荷状況もこまめにメールで連絡してくれるし、5000円以上の購入の場合は送料が無料になるだけでなく、その後30日間の注文も送料無料の対象となるのでお勧めです。

エーリカ あるいは生きることの隠れた意味 Book エーリカ あるいは生きることの隠れた意味

著者:ミヒャエル ゾーヴァ,エルケ ハイデンライヒ
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エスターハージー王子の冒険 Book エスターハージー王子の冒険

著者:ミヒャエル ゾーヴァ,イレーネ ディーシェ,ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー
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